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“ゴルフ科学者”デシャンボー ついに解き明かした勝利の方程式

◇米国男子◇ジョンディアクラシック 最終日(16日)◇TPCディアラン(イリノイ州)◇7268yd(パー71)

独自の理論で“ゴルフ科学者”の異名を持つブライソン・デシャンボーが初優勝した。後半に6バーディを奪って4打差を逆転。次週のメジャー「全英オープン」の出場権を滑り込みで獲得した。

ハンチング帽の男が吠えた。最終18番。1打差を追って、4mのバーディチャンスにつけた。下りのラインを慎重に入れると、両手の拳を握って感情をむき出しにした。後組の首位選手が崩れ、初勝利を手にした。

2015年に「全米アマチュア選手権」「全米大学体育協会(NCAA)ゴルフ選手権」と2つのアマチュアビッグタイトルを獲得。同年にこの2大会で優勝するのは、タイガー・ウッズジャック・ニクラスフィル・ミケルソンらに続く史上5人目の快挙だった。

16年の「マスターズ」で一時は上位争いに加わり、ローアマ(21位)を獲得。鳴り物入りで同年にプロ転向したが、初勝利の瞬間はなかなか訪れなかった。「正直、かなり長く感じていた。アマチュアで勝利を重ねていたから、手応えはあったんだけどね…」。

15歳のときに読んだ本の影響でスイング理論に興味を抱いた。大学では物理学を専攻。好奇心旺盛で「なんで同じ長さじゃダメなんだ?」と、アイアンの長さをすべての番手で37.5インチに統一。ライ角も72度でそろえる。ゴルフ界随一の変わり者は「試行錯誤の日々だけど、最も効率的なゴルフの方法を編み出している途中だよ」と笑顔で明かした。

「きょうの優勝はかなり自信になった」。勝利の方程式を解き明かした23歳が、最大の“難問”に向けて大西洋を渡る。(イリノイ州シルビス/林洋平)

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