難解で魅力的?岩田寛の頭の中ってどうなってるの
2016年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン
期間:11/03〜11/06 場所:TPCサマリン(ネバダ州)
ゴルフは復調気配 岩田寛の目下の悩み(?)
◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 事前情報(2日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)◇
前週の「サンダーソンファームズ選手権」で5位タイとなって、今週の出場権を獲得した岩田寛。ミシシッピ州から月曜日にラスベガス入りし、火曜日は石川遼と18ホールを練習ラウンド。開幕前日のこの日は、午後から軽めの練習で最終調整した。
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「今日の感じは良かったです」と、ここまで先週の雰囲気は継続している。約9カ月ぶりの米本土での戦いとなる石川とはアプローチをしながら語り合うなど、終始リラックスムードを漂わせ、「遼とか英樹がいた方が、より楽しくなりますね」と微かに顔をほころばせた。
前週、復調のきっかけはあったというが、それを言葉で表現するのは難しい。「説明できないですね。技術的なことではないです。ラウンド中もやるし、普段の生活でもやることなんだけど…。メンタル的なこともあります」と、聞く方にとっては雲をつかむような話だが、「今週も、そのやりたいことをできるかどうか。それがやれれば、予選落ちてしてもいい」と、岩田の中では大きなウェイトを占めている問題だ。
「今週やってみないと分からない」とはいうものの、ゴルフの悩みは少しずつ晴れてきている。「あとは、結婚ですね。彼女もいないし」と、突然切り出したのは本人だ。「早く孫の顔を親に見せたいです」と、冗談とも本気ともつかぬテンションで告白した。以下はそれに続くやりとりだ。
今すぐにでも結婚したい?「(相手が)いれば」。相手が外国人でも?「全然いいです」。一緒に転戦したら楽しい?「どうですかね、新婚のうちはそうかもしれないですね」。どんなタイプの人が好き?「明るい人」。彼女募集中ってことでよい?「いや、募集はしてないです」。
岩田の考えを理解するのは容易ではない、ということを改めて認識したこの日だった…。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)