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欧米W年間王者がかかるマキロイ キャディのボーナスは1億円!

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 2日目(28日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)

9月に行われたプレーオフ最終戦「ツアー選手権」を制して初の米ツアー年間王者に輝いたロリー・マキロイ(北アイルランド)。中国で迎えた2016―17年シーズンの自身初戦は2日目を終えて通算7アンダーの7位タイにつけている。

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契約先のナイキゴルフの事業縮小に伴い、テーラーメイド製のウッドを手にして注目されている今週のマキロイだが、数週間前にはキャディに破格のボーナスを支払っていたことも明らかになった。

米ツアーのフェデックスカップポイントレースを制した年間王者は、各大会の賞金のほかに1000万ドル(約10億円)のボーナスが与えられる。一般的にツアーの帯同キャディは、選手の優勝をサポートした場合、賞金の10%が給料になるが、マキロイは「ツアー選手権」での給料に、フェデックスカップボーナスの10%を上乗せしたという。

選手が獲得するボーナス1000万ドルのうち、100万ドルは現役を離れた後の年金に回されるため、今回はすぐに支払われる900万ドルから10%を相棒のJ.P.フィッツジェラルドに。同キャディは「ツアー選手権」の優勝賞金153万ドルの10%と合わせて、約105万ドル(1億500万円)を手にした。

マキロイはこれを相棒に知らせることなく支払いを済ませたため、フィッツジェラルド氏は驚愕。「銀行口座がすごいことになった。本当にありがとう」というメールをボスに送ったという。過去には、2014年に年間王者になったビリー・ホーシェルも1億円をキャディに支払ったことで話題に。マキロイも「彼とは僕が世界ランクで210位のころから1位になった時までずっと一緒にやってきたんだ」と、長年のコンビでの仕事に胸を張った。

ところで今週は米ツアーでは新シーズン第3戦という扱いだが、掛け持ちする欧州ツアーではシーズン終盤の大一番に相当する。同ツアーでも独自のポイントレース「レース・トゥ・ドバイ」が進行中で、こちらは最終戦終了後に上位15人に総額500万ドルのボーナスが付与。マキロイは同レースで現在3位につけている。(中国・上海/桂川洋一)

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