1000万ドルをめぐるプレーオフ最終戦 松山英樹が3年連続の出場
2016年 ツアー選手権byコカ・コーラ
期間:09/22〜09/25 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)
松山英樹の年間王者の可能性は?プレーオフ最終戦へ初ラウンド
◇米国男子◇ツアー選手権byコカ・コーラ 事前情報◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)
3年連続でプレーオフ最終戦の舞台に立つ松山英樹は、前週のオープンウィークを拠点のフロリダ州で過ごし、開幕2日前の20日にコース入りした。正午過ぎから今週初めての練習ラウンドを行い、アウト9ホールをプレーした。ショットではフィニッシュを崩す場面も多く見られ、ラウンド後は休憩なしでドライビングレンジに直行。1時間半ほどの打ち込みを行った。
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過去に経験済みのコースとはいえ、昨年大会から5ホールで距離が伸びて計78yd長くなったほか、アウトとインを入れ替えるなど変化は少なくない。あす21日は、午前中にレッスンやゲーム形式のプロアマイベントをこなした後、残りのイン9ホールをプレーする見込みだ。
プレーオフ3試合を終えた時点で、松山のフェデックスランクは17位。順位に応じて再配分されたポイントは288ポイントで、1位のダスティン・ジョンソンとは1712ポイントの開きがある。優勝者には2000ポイントを付与。出場30人全員に年間王者と1000万ドル(約10億円)の可能性が残されているが、松山は優勝が必須であること、さらに上位6人の動向次第(※)という厳しい条件付きだ。
とはいえ、2011年はランク25位にいたビル・ハースが最終戦を制し、大逆転で1000万ドルを手にした例もある。当時は優勝者に2500ポイントが付与されていた違いはあるが、ランク上位5人のうち4人が最終戦を20位以下で終える波乱の展開だった。
まずは勝つこと。この日、松山が練習場を後にしたのは、周囲に選手が誰もいなくなった午後5時20分過ぎだった。フォーカスも練習量も普段通りで、ミラクルの可能性を残す最終戦へ挑む。(ジョージア州アトランタ/塚田達也)
(※)松山が年間王者になるには、松山が優勝し、かつ以下の条件が必要
・ランク1位(ダスティン・ジョンソン)が3人までの10位タイか、それ以下
・ランク2位(パトリック・リード)が3人までの4位タイか、それ以下
・ランク3位(アダム・スコット)が3人までの3位タイか、それ以下
・ランク4位(ジェイソン・デイ)が3位以下
・ランク5位(ポール・ケーシー)が2位タイ以下
・ランク6位(ロリー・マキロイ)が2位タイ以下