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松山英樹 高難度のオークモントに「行ったところ勝負」

2016年のメジャー第2戦「全米オープン」は16日(木)、ペンシルベニア州のオークモントCCで開幕する。松山英樹は前週末から当地で調整中。2日前の14日(火)は事前ラウンドをせず、練習場でのチェックに終始した。

昼下がりにドライビングレンジで打ち込んだあと、パッティンググリーンにいた松山に声をかけにやってきたのは青木功だった。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の新会長は、例年通り同大会のテレビ解説のため会場入り。「ヒデのパターはオレのよりもグリップが細くてヘッドが重いんだよなあ」などと談笑を交わし、練習の様子を注視した。

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大会最多の9回目の開催を迎えるピッツバーグ郊外の名門クラブ。今年はコースレーティング「77.8」という高難度で、グリーンスピードは14.5フィートと高速に設定される見通しだという。松山は3週前に当地を訪れて練習ラウンドを行ったが、前週末から谷原秀人らとコースチェックを重ねても、ただ「難しい」という印象ばかりが残るだけ。

「誰がやったって難しい。それはおもしろい。スコアはやってみないとわからないと思いますよ。みんな難しいとしか言わないと思う」

フェアウェイは左右前後に傾斜し、ラフは長く、根が強い。前回の2007年大会以前から木々が多く伐採され、ここ数年でさらに減ったことで、風の影響をより受けるようになった。バンカーも深く、グリーンはうねる。注意すべき点があまりに多い。同大会の最近の傾向から、ピンポジションだけでなく、ティマークの位置も日々変化に富んだものになることが予想される。攻略ポイントを具体的に絞ることを拒み、淡々と「まったく想像できないところもある。行ったところ勝負でいい」と言った。

直近の出場試合となった2週前の「ザ・メモリアルトーナメント」では予選落ちしたが、「ここで勝つための準備をするだけだと思っていた。良い練習ができた」と好感触もある。

ただ「普通の1試合だと思ってやろうと思う。特別意識して良いことがあれば毎回そうするけれど…」と平常心を貫くつもりだ。日々の状態に過敏にならないことを強調するのは、2カ月前の苦い記憶を覚えているからこそ。「マスターズは良い状態で行ったら、試合ではダメだった。だからいまの状態は気にしていない」。調子の波に一喜一憂して、メジャーの頂点がつかめるとは思わない。じっくり取り組んできたことを信じるだけだ。(ペンシルベニア州オークモント/桂川洋一)

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