49歳ストリッカーが首位浮上 岩田寛はカットライン上で予選通過
2016年 バルスパー選手権
期間:03/10〜03/13 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
岩田寛 3試合ぶりの予選通過も「何もない」
フロリダ州のイニスブルックリゾートで行われている米国男子ツアー「バルスパー選手権」2日目。イーブンパーの25位タイから出た岩田寛は4バーディ、7ボギーの「74」(パー71)で、通算3オーバー。予選カットラインギリギリで出場3試合ぶりの決勝ラウンド進出を決めたが、62位タイに後退した。
初日よりも強く吹いた風。岩田はスタートの1番で(パー5)でバンカーセーブからバーディ発進を決めたが、続く2番ですぐさまボギー。前日はしぶとく決め続けた1m強のショートパットを外し、悪い予感を漂わせた。
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「グリーンが遅くて硬い。タッチが合わない」という不安要素がこの日も払拭されない。4番(パー3)では斜面に張り付いたバンカーからの2打目をピン奥1.2mにつけながら、パーパットを決められない。5番(パー5)で2mを外して2連続ボギーを叩いた。
9番で手前から10mのバーディパットを沈め、中盤は再浮上ムードを作った。クラブから手を放し、ミスショットかに思われた13番(パー3)のティショットはピン左3mについた。14番(パー5)は2オンに成功し2連続バーディを決めた
ところが、終盤に再び荒れた展開に。16番ではフェアウェイからの2打目を左に引っ掛けてベアグラウンドへ。4オン1パットのナイスボギーだったが、最終18番はフェアウェイウッドでの第1打を左サイドのバンカーに入れてボギーフィニッシュ。上がりの難関3ホール“スネークピット”(蛇の巣穴)につかまった格好だ。
2月の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」以来となる予選通過となったが、ショットの内容に満足いくはずもない。「何もないです。難しかった」とポツリと残し、足早にコースを去った。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)