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岩田寛は国内賞金王を追わず、米ツアーに専念 「愛されたい」

2015/10/05 10:25

まだ仲間たちには溶け込めないが…。「友達 まだ仲間たちには溶け込めないが…。「友達を作りたい」と目標を語った岩田寛

フロリダ州ジャクソンビルにあるTPCソーグラス・ダイズバレーCで行われた米下部ツアー最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」で18位タイに入り、ファイナルシリーズ4試合の賞金順は12番目。目標としてきた来季PGAツアー出場権の獲得に成功した岩田寛は、試合終了後に行われたセレモニーで念願のツアーカードを受け取った。

ついにたどり着いた世界最高峰の舞台。だが、岩田の口から「やりました!最高です!」といった威勢の良い言葉は、ついに聞くことができなかった。「(感想は)特にないかな。再来週から始まるなって感じです。いつも、ほとんど不安しかない…」というのが第一声。戦い終えた心境を問い直しても、「最後のパットを入れたかった」と、喜びよりも、反省と次戦に向けた課題が口をついた。

この日は、昨日痛めた首が悪化し、朝もほとんど練習できないままに、痛み止めを飲んでスタートした。6バーディ3ボギーの「67」で回って通算6アンダーで前日の30位から順位を上げてのフィニッシュだった。痛みに耐えて、掴み取った夢舞台? 「そんなカッコイイ感じじゃない。素振りの方が痛い。打つときは集中しているから」。何度も痛めて慣れているという首の怪我。「腹をくくって打った」と、プレーに躊躇はなかった。

次週は日本に戻って、契約メーカーの新規大会「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」に出場する。大差とはいえ日本ツアーでは賞金ランク2位につけており、今季賞金王の目もある。だが、「HONMA--」の後は国内メジャーなども出場を見送り、「アメリカで出られる試合は全部出る」と語った。PGAツアーで今年の最終戦となる「マックグラッドリークラシック」後のリランキングまで、なるべく多くのフェデックスカップポイントを稼ぐことに決めた。「両方とか、そんなに甘い世界じゃない」。二兎は追わない。

今後は、アメリカ大陸が主戦場となる。はじめて飛び込む未知の世界。「(ファンに)愛されたい。英語でスピーチもしたいし、友達をいっぱい作りたい」というのが、岩田が掲げる目標だ。もちろん、成績面での目標もたくさんある。

「シードを獲るとか、優勝するとか、それをするために何をするとか小さな目標はいっぱいある。時間をお金で買えるプライベートジェットも欲しいし、拠点も作りたい。でも、今はお金がないから…」。PGAツアーはアメリカンドリームを叶える舞台。そこに立つチケットは手に入れた。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)


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