首位のデイにスピースが2打差 岩田17位、松山24位で最終日へ
2015年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 場所:ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)
スピース メジャー年間3勝&世界1位を射程に
海外メジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」3日目。7位から出たジョーダン・スピースが7バーディを重ね、ノーボギーにまとめて「65」をマークし、通算13アンダーの単独2位に浮上。首位のジェイソン・デイ(オーストラリア)に2打差に迫り、今季メジャー3勝目を射程にとらえた。
メジャー年間3勝となれば、ベン・ホーガン(1953年)、タイガー・ウッズ(2000年)に次いで3人目。「マスターズ」「全米オープン」「全米プロ」での達成は初めてとなる。
<< 下に続く >>
堅実なリカバリーと好調なショットが噛み合いを見せている3日間。この54ホールでボギーはわずか2つで、第2ラウンド前半の13番から33ホール、ノーボギーが続いている。今週グリーンを外した14ホール中、13ホールでパーをセーブ。「今週はチッピングとパットの感触がいい」と、スコアカードから見えない部分にこそ、スピースの最大の強みが隠されている。
今年4月から世界ランク2位につけるスピースにとっては、同1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)を抜くチャンスでもある。スピースが大会を2位タイ以上で終えた場合、17位タイにいるマキロイの順位次第で1位と2位が入れ替わる。以下は、スピースがマキロイを抜く条件だ。
・スピースが優勝し、マキロイが2位を下回る
・スピースが単独2位とし、マキロイが6位を下回る
・スピースが2位タイ(1人まで)とし、マキロイが13位を下回る
・スピースが2位タイ(2人まで)とし、マキロイが33位を下回る
「キャリアグランドスラムが僕の目標でもあるからね。また別のメジャーで勝てるチャンスがめぐってきてうれしいよ」とスピース。急成長中の22歳が、次なる高みへの1歩を踏み出すか。(ウィスコンシン州シボイガン/塚田達也)