舞台はカナダへ 石川遼はシード確保へ必死の戦い
2015年 RBCカナディアンオープン
期間:07/23〜07/26 場所:グレンアビーGC(カナダ)
石川遼がプロアマ戦を急遽欠場 上半身に痛み
米国男子ツアー「RBCカナディアンオープン」に出場する石川遼が、開幕前日の22日(水)、上半身に痛みを訴えてプロアマ戦を急遽欠場した。23日(木)からの本戦出場が危ぶまれる状況となった。
カナダのグレンアビーGCで行われる試合前日、石川は午後1時からのプロアマ戦に備え、当地のドライビングレンジでの調整中に突然練習を打ち切った。大会側に棄権を申し入れ、一緒にプレーする予定だったアマチュアに直接謝罪。その後、ツアーが運営するフィットネスカーでマッサージを受け、コースを離れた。
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「朝からおかしかったんですけど、練習場で球を打っていてもおかしかったところ、ドライバーを打ってピキッと全身に痛みが来た」と石川。右肩から首の部分を手で抑えながら「(痛むのは)胸から背中にかけたあたり」と話した。
初日は全体の第2組、午前7時10分にスタート予定。「ケアをしてもらって、ちょっとよくなったかなと思います」としたが、様子を見て本戦の出場可否を判断する。
石川は今大会が6月の「全米オープン」から6連戦目。来季のシード権確保に向け、体力的にも精神的にもギリギリの戦いを続けている。現在のフェデックスカップポイントランキングは137位、賞金ランキングは127位。4週後のレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」終了時点において、どちらかで125位以内に入らなければシードを失い、下部ツアー選手との4試合にわたる“入れ替え戦”ウェブドットコムツアーファイナルズへの参戦を余儀なくされる。
カナダのナショナルオープンは今年、グレンアビーGCで2013年以来の開催。石川はその2年前に出場経験があり、予選を通過したものの3日目を終えて77位で最終ラウンドに進めなかった。(カナダ・オークビル/桂川洋一)