【スーパースロー】撮れたて! 松山英樹のドライバーショット
2015年 ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ
期間:01/09〜01/12 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
優勝候補に名前も 松山英樹の2015年がいよいよ開幕
2015年の米国ツアー初戦「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」の開幕を翌日に控えた木曜日、松山英樹はプロアマ戦に出場して18ホールをラウンド。その後はすぐ練習場に移動して、2時間みっちりと球を打ち込み最終調整を行った。
「グリーンが順目と逆目とで、落とす場所が変わってくる」。松山が警戒したのは、プランテーションコースatカパルア特有の強い芝目だ。クラブを握らなかった一週間の正月休みを挟み、ショットにいつもの“キレ”は期待できない。「ショットがひどいからショートゲームを頑張ります」。ミスをミスで終わらせない粘りが重要になってくる。
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「うまくいけば優勝のチャンスもあるけど、ミスが多いと下の方になってしまう。1打1打集中してやることです」。
読みと技術と集中力。ホールアウト後の練習場では、徹底的にスイングの確認を行った。足下にシャフトを置いてアドレスの向きをチェックしたり、球の後方・飛球線上に置いてクラブの軌道を確認したり。さらにお尻の右後ろに当たるようにシャフトを立てて、体の動きを確認したかと思うと、キャディに帽子のつばの下にシャフトを当ててもらい、頭の上下動をチェックする。
時折、携帯カメラで自身のスイングを撮影しては、これまでのスイングと見比べる。松山のコーチは自分自身。約一カ月ぶりの試合に向け、その微調整は延々と続けられた。
「時差ボケも重なってまだまだだけど、徐々に良い方向には向かっている。今週は頑張りますよ。来週(11年から3年連続予選落ちしているソニーオープン)はダメだと思うんで(苦笑)」。
PGAツアーが独自で優勝候補をランク付けするパワーランキングでは、第6位と周囲の期待も高い。明日の大会初日は、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)と同組で11時50分にティオフする。(ハワイ州カパルア/今岡涼太)