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S.J.パク 米ツアーデビュー戦は上々の船出

2014/10/24 10:43

日本ツアーを経て今季の米国ツアー出場権を手にしたS.J.パク(韓国)が、今週の「マックグラッドリークラシック」でツアープレーヤーとしてデビューした。大会初日は6バーディ、2ボギーの「66」(パー70)。首位と1打差の5位タイにつける好スタートだ。

「少し時差ぼけはある」というのも納得だ。16位で終えた前週の「日本オープン」を戦って、米国時間月曜午後10時に米国入りしたパクは、火曜日に18ホールの練習ラウンドを敢行。水曜日のプロアマには出場せずに、この日を迎えた。

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3番で9mのバーディパットを沈めて「良いスタートを切れた」とパク。その後も切れ味鋭いアイアンショットでチャンスを作り、後半は2ボギーを叩きながらも最終18番で2.5mを沈めてバーディフィニッシュ。午後1時45分の最終組でスタートし、日没迫る中でリーダーボードに名前を刻んだ。

2013年の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」で日本ツアー初優勝を飾ったパクは今年、ウェブドットコムツアーを主戦場にして15試合に出場。ファイナルシリーズの最終2試合で立て続けにトップ15に入って、上位50人に与えられる米国男子ツアーの出場権を45位でつかみ取った。

米国男子ツアーでプレーすることは、最終目標の1つ。「だから、楽しんでいるよ」とパク。だが、友達も多いし、「大好き」だという日本ツアーのことも、忘れてはいない。

「日本とアメリカを行ったり来たりして、(日本で出場義務数の)16試合に出ようとしたけど、できなかった。でも、PGAツアーのカードを獲れば、5試合に出れば(13年優勝の)資格を維持できると聞いたので、それがうまくいくといい」。

現在、小平智がウェブドットコムツアーのQスクールに挑戦中で、岩田寛も米ツアー進出を視野に入れている。パクは一足先にその難関を突破して、米ツアーにたどり着いた日本ツアー出身者のひとり。「フェアウェイに打って、グリーンに載せて、パットをするのはどこも同じ。難しいことはないよ」と事もなげにいうパクだが――。実際は、そんなに簡単な話ではないはずだ。(ジョージア州セントシモンズアイランド/今岡涼太)



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