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初の年間王者狙うマキロイ デンバーから自宅経由でアトランタ入り

2014/09/11 07:18

夏場のビッグトーナメント3連勝により、米国男子ツアーのレギュラーシーズンを、フェデックスカップポイントランキングの首位で終えたロリー・マキロイ(北アイルランド)。プレーオフは波のあるプレーが目立ち、ここまでの3戦は優勝争いに絡めないまま22位、5位、8位で終え、ランキングを4位に落として最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」に臨むことになった。

今年はプレーオフの全4戦が、オープンウィークなしの連戦で行われた。PGAツアーのティム・フィンチェム・コミッショナーも苦言を呈したが、その弊害を感じていたのはマキロイも同じ。前週「BMW選手権」を終え、「デンバーでの月曜日の朝、シャワーを浴びながら考えたんだ。『なんできょうこれから、アトランタへ行かなきゃいけないんだ』って。だからフロリダに帰ることにした」と急きょ予定を変更し、自宅に帰って数週間一緒だったスーツケースを置いた。

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翌火曜日(9日)に普段から練習しているベアーズクラブで打ち込みを敢行。前週末は2日続けて、同じホールで4パットを叩いたが「昨日はパッティンググリーンで4パットしなかったよ」。ジムでのトレーニングも済ませ「リフレッシュできた。少しの時間だけでも自分の家で過ごせたからね」とスッキリした顔でアトランタに乗り込んできた。

イーストレイクGCでの戦いは2012年以来2度目。同年はランキングトップでこの最終戦を迎えながら、ブラント・スネデカーに優勝と年間王者のタイトルをさらわれただけに、今年こそはと意気込んでいる。

「10ミリオンドルのボーナス?もちろん、モチベーションにならないとは言わないよ。すごい額だ。僕がツアーで7、8年かけて稼いだ金額が一気に入るんだから。でも、フェデックスカップの獲得は僕がまだ成し遂げていないこと。お金もすごいけど、このタイトルの重みはもっと大きな意味を持つんじゃないかな」

優勝すれば文句なしで初の王座につく。3位以内でも、他選手の動向次第で逆転の可能性が。新時代の到来を感じさせたシーズンを鮮やかに締めくくる。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)



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