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2014年 BMW選手権
期間:09/04〜09/07 場所:チェリーヒルズCC(コロラド州)

土壇場でスーパーショット連発!松山英樹、日本勢6年ぶりの最終戦進出

2014/09/08 08:29

閉ざされかけた扉を、その手でこじ開けた。コロラド州のチェリーヒルズCCで開催された米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ第3戦「BMW選手権」最終日。3アンダーの15位タイから出た松山英樹は4バーディ、3ボギーの「69」(パー70)で回り、通算4アンダーの20位タイで大会を終えた。フェデックスカップランキングで28位を確保し、同30位までの選手が出場する最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」(ジョージア州イーストレイクGC)への進出を決めた。

「最終戦出場」という明確なターゲットが重くのしかかった18ホール。松山は序盤からパットに苦しみ、スコアを伸ばせずにいた。1つ落としてハーフターンした時点での予測ランキングは30位。「いいストロークができてなかったのでイライラして回っていた」と、11番、13番で2メートル前後のバーディチャンスを立て続けに外すなど、ボーダーライン上をさまよう。14番でティショットを右に曲げ、2.5メートルのパーパットを決めきれずに後退。同組のベン・クレーンのスコアもランキングに影響する混沌とした状況の中、窮地に追い込まれた。「ボギーを打ったら終わり。残り2ホールで、どちらかでバーディを獲らなければ」――。

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数々の奇跡的なプレーを短いキャリアに刻んできた男が、驚愕の一打を放つのはそんな時。17番(パー5)、ドライバーでのティショットを右サイドのフェアウェイバンカーに入れた。残りは228ヤード、グリーン手前にはクリークも流れている。だがこの状況で、松山は逃げなかった。「ライも良かった。ここでミスをしたら自分の力がないだけ」。トライし続けてきた1年を、攻めずに後悔して終わるわけにはいかない。薄く煙幕を上げて放たれた4番アイアンでの第2打は、ピン左手前4メートルを見事にとらえ、2パットでバーディを決めた。

さらに続く最終18番、右のセミラフから残り162ヤード、左足下がりの第2打で9番アイアンを振り抜くと、ボールはカップ手前10センチでファーストバウンドし、ピンを叩くスーパーショット。ギャラリースタンドを狂喜させたまま、緊張のラウンドを連続バーディフィニッシュ、そして小さなガッツポーズで締めくくった。全体の内容には不満が残り、達成感もないという。ただ「集中はずっとしていた。結果がそこまで付いてこなかったけれど、それが上がり2ホールに続いたかなと思います」と、勝ち得た結果に胸を張った。

今大会を迎えた時点で当落線上の30位だったランキングを28位に上げ、日本人選手としては、2008年の今田竜二以来の最終戦出場チケットを手にした。6月のツアー優勝で既に来年度の「マスターズ」の出場権を確保していたが、これで「全米オープン」、「全英オープン」参戦も確定させた。「だいぶ大きい。悪かったら仕方がないと思っていたけど、追い込まれたら、(逃すのは)絶対ヤダ!って思って頑張った(笑)」。

4日後に始まる「ツアー選手権」は年間王者の称号と10ミリオンドル(約10億円)のボーナスをかけた戦い。その獲得には、松山は優勝が最低条件で、なおかつ上位選手の成績次第という厳しい状況となる。しかしまだ、あと4日戦える。しかも最高峰のフィールドで。「予選落ちもないし30位以下になることもない。自分の納得できるプレーを、優勝できればもちろんいいですけど、先につながるプレーができたら、最下位でも嬉しい」。土壇場で踏みとどまった底力は健在。ハートを一層強くして、アトランタへ乗り込む。(コロラド州デンバー/桂川洋一)

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