2014年 BMW選手権
期間:09/04〜09/07 場所:チェリーヒルズCC(コロラド州)
高地での戦い バッバ・ワトソンだとこうなる
2014/09/06 11:07
コロラド州のチェリーヒルズCCで開催中の米国男子ツアー・フェデックスカッププレーオフ第3戦「BMW選手権」2日目。バッバ・ワトソンが第2ラウンドで「66」(パー70)をマークし、松山英樹らと並び通算4アンダーの5位タイに浮上した。
標高およそ1600メートルのデンバー。気圧が低い関係でボールがよく飛ぶ高地での戦いは、選手たちに普段とは違う番手の選択を強いている。多くのプレーヤーが「約10%以上」という方程式を導き出しているが、パワーヒッターの飛距離が一層出ることは当然のこと。世界屈指のドライブを誇るワトソンの場合はやはり、驚くべきものだった。
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インスタートのこの日、前半に迎えた17番(パー5=555ヤード)はティグラウンドからおよそ300ヤード地点にバンカーが3つ、フェアウェイを横切っている。
ドライバー以外のクラブで手前に刻む選手が多いが、ワトソンは迷わず2日続けて、お決まりのピンクのドライバーを握った。豪快なスイングが繰り出したショットの飛距離はなんと363ヤード。そして195ヤードが残った第2打では9番アイアンを選択。「昨日は8番アイアンだった。きょうも良い風が吹いていたね」と、高い球でピンそば1.5メートルにつけて楽々イーグルを奪ってみせた。
「いいドライブが出せればゴルフは楽しくなる。(今週は)10%くらいは飛ぶだろうから、普段のコースよりも短い」。圧倒的な飛距離を十二分に生かして4月の「マスターズ」以来の勝利へ突き進む。(コロラド州デンバー/桂川洋一)
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