2014年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/08〜05/11 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
松山英樹が25位に浮上 15年ぶりの日本勢トップ10へ前進
2014/05/10 08:29
フロリダ州のTPCソーグラスで開催されている、米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の2日目。2アンダーの29位で10番から出た松山英樹は3バーディ、2ボギーの「71」と1つ伸ばし、通算3アンダー25位タイに浮上して決勝ラウンド進出を決めた。
「ショットも微妙、アプローチも微妙、パターも微妙」と全体的な手応えには首をひねりながらも、上がってみれば連日のアンダーパーを記録。初日から不調を訴えるショットでは要所で見せ場を作り、前半13番(パー3/188ヤード)ではピン奥80センチに絡めてバーディを先行させた。
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ショットが乱れ始めた後半は5ホールでグリーンを外しながらも、ショートゲームでスコアメイク。3番では3メートルのパーパットをねじ込み、5番ではガードバンカーから1メートルにピタリと寄せた。「ミスもありながら、よくガマンできたと思う」と、後半9ホールのパット数は僅か10打を記録。“全てが微妙”という1打1打を紡ぎ合わせ、着実な前進へと結びつけた。
「まずは予選を通過できて良かった。上とは開いているけど、少しでも差を詰めていきたい。アイアンがあまり良くないので、それが良くなればという感じです」。
首位を快走するマーティン・カイマーとの差は5打から9打に開いたが、カイマー以下の上位は僅差でひしめく状況。少し上を見上げれば、松山と2打差には9位タイグループが迫っている。日本勢では尾崎直道が1999年に10位タイを記録して以来のトップ10入り、さらには同じく尾崎が持つ日本勢最高位(6位タイ)をも狙えるポジションで残り2日間を迎える。(フロリダ州ジャクソンビル/塚田達也)
※「ザ・プレーヤーズ選手権」における日本勢のトップ10
・1985年/青木功(7位タイ)
・1993年/尾崎直道(6位タイ)
・1995年/尾崎直道(8位タイ)
・1999年/尾崎直道(10位タイ)