<3日目>「ストレスになって・・・」松山英樹、消化不良の38位
2014年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/01〜05/04 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
プレーヤーズへ 38位の松山英樹はショートゲームに活路
2014/05/05 06:52
ノースカロライナ州のクエイルホロークラブで開催された「ウェルズファーゴ選手権」の最終日。松山英樹は5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「73」と1つ落とし、通算2アンダーの38位で4日間を終えた。
「スコアが上下動しすぎて疲れました」と、出入りの激しいラウンド内容を振り返った松山。序盤2番(パー3)からショートパットのミスも重なり3連続ボギー。その後は7番から15番まで5バーディとチャージをかけたが、終盤17番(パー3)でダブルボギー、最終18番もボギーと、上がり2ホールで3ストロークの後退。「最初と最後が、最悪な1日でした」と苦笑を交えた。
<< 下に続く >>
その分、自らもスポットライトを当てたのは、5つのバーディを重ねた中盤のプレーだ。中でも軸となったのが、アプローチとパターで流れを築いたショートゲーム。花道から約10ヤードのアプローチをピンに絡めた6番に始まり、16番まで実に11ホール連続で1パットを記録した。その中には7番、10番、15番のパー5が含まれ、いずれもアプローチから寄せてバーディを奪ったもの。派手さこそないが、静かに、そして確実にスコアを伸ばしていった。
「やっぱり、ショートゲームが良くなるとこうやって盛り返してこられる。諦めずにやることがすごく大事だと感じた」。今後の試合運びでも大きなポイントとなるプレーに新たな感触を得た様子だった。
2日目から急きょ崩れたショットについては「自分のスイングがよく分からない」と模索が続いているだけに、「少しずつ良くなってきた」というショートゲームは今後の頼れる武器になりそう。松山は今夜中にフロリダ州に移動し、次週8日(木)開幕の「ザ・プレーヤーズ選手権」に出場する。(ノースカロライナ州シャーロット/塚田達也)