松山英樹が“第5のメジャー”出場権を獲得 石川遼はウェイティングへ
2014年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/01〜05/04 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
左手首は回復 2試合ぶり出場の松山英樹「違和感なくなった」
2014/04/30 06:38
ノースカロライナ州のクエイルホロークラブで今週開催される「ウェルズファーゴ選手権」に出場する松山英樹が、開幕2日前の29日(火)にアウト9ホールの練習ラウンドを行った。先週はロサンゼルス近郊で調整を続け、土曜日に当地へと移動。日曜日から3日間で計2ラウンドをこなし、初挑戦となる総距離7,442ヤードの難コースを精力的に回っている。
2週間前の「RBCヘリテージ」では、36位からスタートした2日目に「79」を叩く大ブレーキに陥り、「マスターズ」に続く2試合連続の予選落ち。先月負傷していた左手首の影響を認めていたがしかし、1週間の調整を経た松山の表情は晴れやかだ。
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「痛みや、変な違和感もなくなった。それが2週間前であれば良かったけれど、そう言っても仕方ない。練習もしっかりできて良い状態になっているし、すごく良かったと思う」。手首の回復とともに、先週はショットを重点的に練習。「今週は楽しみですね」と、ラウンド中に見られた多くの笑顔からも、その充実ぶりが伝わってくる。
松山が当地で18ホールをラウンドしていた日曜日。ルイジアナ州で開催された「チューリッヒクラシック」では、松山と同じ22歳のノ・スンヨル(韓国)が米国ツアー初優勝を飾った。「特に刺激を受けることはない」と口にしながらも、やはり同世代の台頭に思うところが無いはずはない。「年齢が近い人が勝つと、自分にもチャンスがあるのかな、とは思う。ゆっくりと(差を)詰めていければいいし、まだまだ練習をしなくてはいけない」。
この日、練習ラウンドを午前10時過ぎに切り上げた松山は、その後は昼食を摂ることもなくパッティンググリーン、ドライビングレンジ、チッピングエリアへと渡り歩き、約4時間に渡る“フルコース”をこなしてコースを後に。「練習はできているので、言い訳はできない。自分自身でもプレッシャーをかけながらやっていきたい」。怪物の目覚めは、近い。(ノースカロライナ州シャーロット/塚田達也)