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首位浮上のスピース「人生最高のバーディだった」

2014/02/08 11:18

昨年、PGAツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたジョーダン・スピース(20歳)の活躍は振り返るまでもないだろう。12年末にプロ転向し、13年はスペシャルテンポラリーメンバーから、プロ初優勝、そしてフェデックスカップ7位まで上り詰めた。

今年に入っても、「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」では優勝したザック・ジョンソンに1打差の2位。そして、今週の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」でも、2日目を終えて通算9アンダーの首位タイに立っている。

この日は、モントレー・ペニンシュラCCの10番からスタート。出だしの4ホールで3バーディをマークしたが、その後は風雨を耐えしのぐゴルフとなった。迎えた最終9番は、本人曰く「これまでの人生で最高のバーディの1つ」。

右手に白く激しい波頭を望む195ヤードの9番(パー3)。普段は6Iの距離というが、アゲンストの強風の中、同組のケビン・チャペルが3Iでグリーンを大きくショートしたのを見て、スピースが手にしたのはユーティリティ。「低めにカットした球で6メートルの距離につけた」。だが、グリーン上でも風の影響は無視できない。「普通なら真っ直ぐのラインだけど、『風が強いから30センチ右にカップを外そう』とキャディと話した」というバーディパットは、計算通りのフックラインを描いてカップに沈んだ。

2週間前のトーレパインズでは、首位と1打差で出た最終日に「75」と崩れたが、「ドライバーの調子が悪い中でも、どう感情をコントロールすれば良いかを学べた」と胸を張る。20歳にして、すでにベテランのようなゴルフをするとも評されるスピース。あと2ラウンド残されているペブルビーチで、その真価が発揮されるはずだ。(カリフォルニア州モントレー/今岡涼太)

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2014年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ



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