過去画像も満載! 石川&松山“競演”フォトギャラリー
2013年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:10/31〜11/03 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)
石川遼、ショットの誤差は「200ヤードで4メートル」
中国・上海にあるシェーシャンGCで行われている「WGC HSBCチャンピオンズ」の3日目、石川遼はインスタートの最終組で中国のハン・ミンジオとの2サムでラウンド。優勝争いの真裏という位置だったが、日本人、中国人混合の多くのギャラリーを引き連れてのラウンドとなった。
「申し訳なかった。改めて頑張らないといけないと思いました」と、この位置でプレーすることに不甲斐なさを感じたという石川だったが、この日は自身のプレーで盛り上げた。
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昨日のホールアウト後の練習場で、「アドレスで手が下がって前傾が深かったことに気がついた」という石川。「まだまだ自分が意図している球は少ない」というものの、この日は前半からバーディを重ねた。
11番、14番(パー5)でバーディを先行させて迎えた17番(パー3)。ティショットは「左に出て戻ってこなかった」というミスショットでガードバンカーに入れたものの、そこから25ヤードのバンカーショットをSW(59度)で直接沈めてバーディ奪取。力強いガッツポーズから、右手の拳を突き上げた。
折り返した3番でもバーディを奪い、8番(パー5)では、残り100ヤードを50センチにぴたり。最終9番でバンカーから寄せきれずにボギーとしたものの、5バーディ1ボギーの「68」でスコアを通算5オーバーまで戻した。
昨日までバラバラだったというスイングだが、「今日は200ヤードの距離でピンに行くと思った球が4メートル左」という誤差まで戻ってきた。「まだ少しドロー回転が入っている」というものの、復調気配であることは間違いない。
現在の70位タイで獲得できるフェデックスカップポイントはわずかに1点。現在293ポイントの石川にとって、明日は300ポイント到達(単独64位以上)くらいが現実的な一つの目標になりそう。「どのくらい直せるかで、来週やることが変わってくる」というショットの修正も、次週以降に向けた明日の課題だ。(中国・上海/今岡涼太)