米国PGAツアーは1日（月）、パッティングにおいて中・長尺パターのグリップを身体の1部に固定するアンカーリングを禁止するルールの適用を発表した。

近年の男子ゴルフ界において、大きな焦点の1つになっていたアンカーリング規制。特に、注目度の大きい海外メジャーで中・長尺パターの使い手が次々と優勝を重ねた風潮も、規制の流れに拍車をかけた。R＆AとUSGAは今年5月、2016年1月よりアンカーリングの禁止措置を正式に承認。PGAツアーもそれに倣い、同時期からの規制適用となる見込み。

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当初、PGAツアーは規制に対して反対の意向を示していたが、導入に際してティム・フィンチェムコミッショナーは「決断するに至り、我々の組織の中にはまだ様々な意見があることは認知していたが、アンカーリングの規制がPGAツアーの総括的な成功に影響を及ぼさないであろうと、最終的な結論に達した」と経緯を述べ、「全ての世界のプロツアーが許容された1つのルールを適用することが望ましく、混乱も避けられるだろうと判断した」と続けた。

今なおアンカーリング規制に対して異論を唱えているプロも多く、今回の決定により今後はさらに多くの意見が飛び交うことも予想される。