決勝ラウンドで順位を下げてしまった石川遼（Scott Halleran／Getty Images）写真は大会3日目

テキサス州のコロニアルCCで開催されている「クラウンプラザインビテーショナル」に出場している石川遼。大会3日目、4オーバーとスコアを崩し、通算2オーバー75位タイに後退して迎えた最終日も4バーディ、6ボギーとスコアを落とし、70位タイでフィニッシュした。

この日アウトコースからティオフした石川は、2番でバーディを先行させた。しかし続く3番では2オンに成功するも、3パットのボギーとしたが、続く4番ではすぐさま取り返して、序盤は粘りのあるプレーを見せた。しかし折り返し手前の9番で、2打目をグリーン手前の池に入れてボギー。10番ではティショットを右の林に打ち込むと、2打目は出すだけのトラブルで失速。「ところどころスイングで我慢できないところがあった」と、終盤にさしかかった14番、15番では、セカンドショットがグリーンを捕らえられずに連続ボギーと後退した。

＜＜　下に続く　＞＞

調整不足を度々口にしていた石川だったが、この日は「木曜、金曜に粘れて予選を通れたので、そこまで調整不足っていうほどでもないと思う。週末にいいプレーができなかった」と反省の弁が口をついた。しかし「練習場では自分に厳しく、コース上では誰よりも自信を持ってやっている」と断言する石川。「来週はたくさん練習して調整もできると思うので楽しみです」と、すぐに気持ちを切り替えた。

「今週はうまくいかないことも多かったけど、来週の大会は昨年いいプレーができたコースなので、気持ちを切り替えてまた来週がんばりたい」。気持ち新たに今週開催の「ザ・メモリアルトーナメント」、そして翌月曜日に行われる「全米オープン」予選会の36ホールを全力で駆け抜ける。