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石川遼、今季6度目の予選落ち 次戦は5度目のマスターズ

テキサス州のレッドストーンGCで開催中の米国男子ツアー「シェル・ヒューストンオープン」2日目。5オーバーの133位タイから出た石川遼は3バーディ、3ボギーの「72」とスコアを伸ばせず、117位タイで今季6度目の予選落ちを喫した。

初日の出遅れを取り戻したい石川は、前半2番で奥から3メートルを沈めてバーディを先行。しかしショットの調子が前日に続いて振るわず、巻き返しに至らなかった。5番、10番では第1打をいずれも右に曲げてボギー。ティショットが右サイドへ流れるシーンが多く、チャンスを作れず。今週から細いタイプのグリップを入れたパターには「2日間を通してパターは一番良かったと思う」としたものの「スイングが今週は全体的に良くなかった」と、溜め息をもらした。

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今月初旬の「ザ・ホンダクラシック」から今大会が5戦連続の出場。試合前に練習ラウンドを行わなかったことからも、コンディションが低下していたのは明らかだ。「(スイングは)最高の状態を10、普通が5だとしたら、3くらいの感じ」。

目に見える疲労については「基本的には無いですね」と言う。だが潜在意識には「絶対に蓄積されているもの。予選を通っておらず、全部優勝争いしているの(疲労度)とは次元が違うが、いくら予選落ちしても(連戦中は)準備する期間が少ない。心はリセットしているつもりでも、すぐに3日後、4日後また試合がある」。これまでも何度となく経験のある連戦だが、大陸横断の繰り返しには依然、不慣れな部分もある。

次戦は5年連続で出場となるメジャー「マスターズ」だ。今週のレッドストーンGCは、オーガスタナショナルに比べればはるかに平坦だが「ラフの深さ、グリーンの硬さ、速さが結構オーガスタに似ていた」とし、ショートゲームに関する自信は回復。「初日にしっかりエネルギーが満タンな状態でティに立てるように調整をしていきたいと思います」と静かにコースを去った。(テキサス州ヒューストン/桂川洋一)

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