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日本人選手情報/全米プロ初日

■ 伊沢利光

午前9時にティオフした伊沢利光は、ボギースタートとなったものの3番、5番、6番で続けざまにバーディを奪い、リーダーボードに浮上した。しかし、9番で痛恨のダブルボギー。それでも、後半は難しい13番パー5でバーディを奪い返した。距離が長い難関の上がり2ホールをボギーとしたが、今日1オーバー71は22位。初日としては、なかなかの好位置に付けた。「練習ラウンドの80%ぐらいの出来ですけど、コースは難しいですから、十分満足しています」。
気になるのは、前評判があまり良くなかったグリーンの状態だが、「速くなりました。(好天なので)多少固くなったけど、ボールが止まらないほどじゃない。ボールが跳ねるのも、そんなに気にならないかな」。
伊沢が終盤にさしかかったころから徐々に風が強まり、「上空はずいぶん吹いてましたね」と語った伊沢は、明日は午後の風と足跡で荒れ気味のグリーンを相手に戦うことになる。2日目も初日のショットのキレを持続してほしい。

片山晋呉

10番スタートとなった片山晋呉もボギー発進し、すぐさま11番でバーディ。しかし、12番で再びボギーを叩いて以降、15番、17番、18番でもボギー。折り返し後も2番でバーディを奪ったものの3番、8番でボギー。今日5オーバー75、77位とやや出遅れた。アテストを終えた片山は、「疲れちゃった」と一言残し、そのままクラブハウスへ。昼食後は昼寝をするなど、心身ともに疲弊していた様子だ。
今日の片山は、ショットは決して悪くなかったが、ラックには恵まれなかった。練習ラウンドでは「届かない」と言っていた17番も、今日は244Yを3Wで打ち、見事にグリーンをとらえた。しかし、そこから3パット。18番はティショットでフェアウェイをヒットしたものの、ワンバウンドで右のラフへ。一旦出し、第3打を2メートルへ。明らかに入ったかに見えたパーパットは、ボールがカップの真上を通過し、ややオーバーでボギー。見ているだけでも片山のフラストレーションが伝わってくるゴルフだった。

丸山茂樹

午後スタートとなった丸山茂樹は、前半3ボギーで38。後半は13番パー5でバーディを奪ったものの、上がり3ホールを連続ボギーとして37。今日5オーバー75、77位で初日を終えた。
後半、15番パー3は絶好のバーディチャンスだった。ピン手前1.5メートルに付けたのだが、バーディパットはぎりぎりでカップ右を通過し、惜しくもパー。16番、17番はいずれにもティショットが左ラフへ転がり込んでボギー。最終ホールは右のファーストカットから打ったセカンドショットでグリーンをとらえたが、3パットでボギーとなった。
「多少アイアンが良くないけど、あとはそんなに気になりません。パットはいつも入らないので、(今日、入らなかったことを)全然気にしてません。ラフに入った瞬間にボギーですからね。予選は通れりゃ通りたいけど‥‥なんとか(明日)がんばります」。

谷口徹

午後の10番スタートだった谷口徹。「朝イチから、いいティショット打って、練習通りだなと思った」のだが、16番でダブルボギー、17番でボギー、18番でトリプルボギー。「パーを取らなきゃというプレッシャーを自分にかけてしまった」と言う谷口は、折り返し後も6つのボギーを叩き、12オーバー82、145位で初日を終了した。
18番はティショットでフェアウェイをとらえながら、第2打を大きく左に曲げてラフにつかまり、5オン2パットの7となった。「なんで、つまらないミスするのかな。ど真ん中からアレですから。自信なくしましたね」と語る谷口。ラフから出せずに梃子摺ったのだが、本人はラフに苦しんだという以前に「ボールのコントロールが悪い」と敗因を分析。「今日は風も舞っているし、グリーンは乾いているから、ボールが飛ぶんです。だから、どうしても奥へ奥へと行く」と、アイアンショットの距離感の狂いも指摘した。
「情けない。2日目に可能性のあるスコアで回りたかったです。フェアウェイキープ率が70%以上じゃないとダメですよね。8回も外したんじゃねえ‥‥でも、これも試練。明日、がんばります」。

テキスト&写真/BEYONDSHIP

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