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伝説の名プレーヤー、サム・スニード逝く

世界で最も華麗なスウィングと評され、メジャー7勝を含む米国ツアー最多81勝をあげた伝説のゴルファー、サム・スニードが23日、脳卒中のためバージニア州ホットスプリングスの自宅で亡くなった。享年89歳だった。スニードは1912年生まれ、1936年に初優勝を挙げ、以後1982年にあげた最後の勝利まで、50年以上に渡りゴルフ界の第一線で活躍した。ちなみにニクラスは通算70勝、ホーガン通算63勝、パーマー通算60勝となっている。1974年にはゴルフの殿堂入りを果たした。米国ツアー以外の国際試合も含めると、キャリア通算135勝に達する。また1950年にスニードが達成した年間11勝という記録は今も破られていない。スニードは生前、この世に怖いものは3つあると言っていた。ひとつは雷、二つ目は傾斜のライ、そして3つ目はベン・ホーガンだと。

1912年5月27日、バージニア州ホットスプリングスに生まれた、サミュエル・ジャクソン・スニード。生まれ故郷バージニアの木々のごとく、安定し崩れることのないフォーム、そして木々の葉をそよがせる風のごとくスムーズなスウィング。誰もがその華麗なスウィングに魅了され、また彼の機知に富んだユーモアのセンスを愛した。幼い頃、空き地で小石をボール代わりに打っていたスニード、のちにボールで練習し始めた時、スライスして空き地の右側にある下水にボールを落とすのがイヤでドローボールが打てるようになったという。

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1934年にプロ入り。後に麦わら帽子に替わったが、帽子はテビュー当時からのトレードマークだった。シルクのようにスムーズなショットの一方で、燃えるような闘争心の攻めるプレーが特徴だった。スニードの素晴らしい功績の中で唯一残念な点をあげるとしたら、7つのメジャータイトルの中に「全米オープン」がないこと(マスターズ:3回、全米プロ:3回、全英オープン:1回)。幾度も全米オープンを征するチャンスを持ちながら、逃してきた。

キャリア通算135勝のうち8勝は「グレーターグリーンズボロ」でのもの。同じ大会で8勝もあげる記録は、まだ誰にも破られていない。また7度、ライダーカップにも選抜され、その後3回もキャプテンを務めている。シニアになってからも6勝あげ、シニアのワールドカップでも5勝あげている。スニードは90歳の誕生日まであと4日だった。

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