米国男子ツアー

A.スコットがトップ10入り!遼は40位に躍進!/男子ランキング

2011/08/09 10:47

■ ワールドランキング(2011年度 第32週)

アメリカ・オハイオ州で開催された「WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル」で優勝を挙げたアダム・スコットは世界ランキングポイント76点を獲得して前週17位から8つ順位を上げて9位に上昇となっている。

3日目を終えてトーナメントリーダーのスコットと1打差、最終日、最終組でプレーをした石川遼は、結局5打差の4位タイという結果だったが世界ランク獲得ポイントは20.52点。前週50位だった石川のランクは10つジャンプアップとなり40位に上昇。11月17~20日にオーストラリアで開催されるアメリカ対世界選抜(欧州を除く)のチーム戦のポイントランクでも、石川は11位と順位が上がっている。(上位10名までが自動選出、締め切りは9月18日。また現在ポイント9位のティム・クラークは肘の怪我で長期休養中)

今週は今シーズン最後のメジャー戦となるPGAチャンピオンシップ(全米プロ選手権)。日本からは石川遼池田勇太藤田寛之平塚哲二、そして今田竜二の5人が参戦となる。

選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 2位/変動なし
2位/リー・ウェストウッド(イングランド)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 9位/変動なし
3位/マーティン・カイマー(ドイツ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 29位/変動なし
4位/ロリー・マキロイ(北アイルランド)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 6位/1ランクアップ
5位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 14位/1ランクダウン
6位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 48位/変動なし
7位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 4位/1ランクアップ
8位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 48位/1ランクダウン
9位/アダム・スコット(オーストラリア)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 優勝/8ランクアップ
10位/ニック・ワトニー(アメリカ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 23位/1ランクダウン


30位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 37位/2ランクダウン

★ 主な日本人選手は以下の通り

選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
石川遼/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 4位/40位(1ランクアップ)
池田勇太/WGC世界ゴルフ選手権 ブリヂストン インビテーショナル 75位/60位(変動なし)
藤田寛之/出場せず オープンウィーク/75位(1ランクダウン)
平塚哲二/出場せず オープンウィーク/83位(変動なし)
谷口徹/出場せず オープンウィーク/117位(1ランクダウン)
松村道央/出場せず オープンウィーク/136位(2ランクダウン)
片山晋呉/出場せず オープンウィーク/145位(1ランクアップ)
小田孔明/出場せず オープンウィーク/146位(2ランクダウン)
薗田峻輔/出場せず オープンウィーク/156位(3ランクダウン)
今田竜二/出場せず オープンウィーク/159位(4ランクダウン)
高山忠洋/出場せず オープンウィーク/168位(3ランクダウン)
丸山大輔/出場せず オープンウィーク/183位(2ランクダウン)
近藤共弘/出場せず オープンウィーク/199位(5ランクダウン)

■ USPGAツアー 賞金ランキング(賞金ランク対象45試合中 35試合終了)

世界のトップランクゴルファーが集まって競い合う「WGC世界ゴルフ選手権・ブリヂストン インビテーショナル」で勝利を挙げたアダム・スコットは140万ドル(1億1000万円)の優勝賞金を獲得。前週37位だったスコットのランクは一気に10位まで上がりトップ10入りとなっている。また最終ホールでバーディを奪い2位タイに喰い込んだルーク・ドナルドが、66万5000ドルを加算に成功。今シーズンの年間獲得賞金429万ドルを突破したドナルドは賞金ランク1位に復帰、欧州ツアーでも現在「ドバイへの道・RaceToDubai(賞金ランク)」トップの座についている。

FEDEXカッププレーオフが始まるまで残りは2試合。今週のUSPGAチャンピオンシップ「全米プロ選手権」と 来週の「ウィンダムチャンピオンシップ」。注目のタイガー・ウッズは現在129位と圏外にいる。(プレーオフ1戦目に出場できるのはランク125位の選手まで)また今週2年ぶりのメジャー出場となる今田竜二の賞金ランクは74位、FEDEXカップランクは79位となっている。

最終日、最終組で優勝争いに絡んだ石川遼は結局5打差の4位タイで競技を終了。石川にとってはこれまでの海外試合で最高賞金となる33万2500ドル(約2600万円)を獲得した。石川遼はUSPGAツアーメンバーではない為、賞金ランクには名前が載らないが、今シーズン9試合に参戦して獲得した賞金は全部で58万136ドル。この額は現時点で126位相当の金額となる。昨年の150位(マイケル・レッツイグ)の賞金56万3729ドルをクリアしたことで石川は2011年USPGAツアーのスペシャルテンポラリーメンバーの資格を取得することができる。この資格を受ければ今シーズン招待枠7試合限度が撤廃されて、無制限に推薦出場を受けることができ、出場限度の12試合も撤廃となり、試合の限度なくプレーすることができる。

石川遼はUSPGAツアーの2012年出場権を獲得するには、最終賞金ランキング(残り10試合、最終戦終了10月23日)125位以上の賞金を稼ぐ必要が条件となる。参考として2010年125位は786,977ドル、2009年は662,683ドル、2008年は852,752ドルと変動している。

賞金ランク/選手名/試合数(優勝数)/賞金額/前週比
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/13試合(1勝)/4,293,248ドル/2ランクアップ
2位/ニック・ワトニー(アメリカ)/16試合(2勝)/4,264,483ドル/1ランクダウン
3位/チェ・キョンジュ(韓国)/17試合(1勝)/3,737,992ドル/1ランクダウン
4位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/14試合(2勝)/3,597,523ドル/変動なし
5位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/16試合(1勝)/3,235,821ドル/変動なし
6位/バッバ・ワトソン(アメリカ)/17試合(2勝)/3,145,735ドル/変動なし
7位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/16試合/3,109,087ドル/2ランクアップ
8位/デビット・トムズ(アメリカ)/16試合(1勝)/3,073,230ドル/1ランクダウン
9位/マット・クーチャー(アメリカ)/18試合/2,963,861ドル/1ランクダウン
10位/アダム・スコット(オーストラリア)/13試合(1勝)/2,941,477ドル/27ランクアップ


74位/今田竜二/21試合/926,542ドル/1ランクダウン
106位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/7試合/629,863ドル/3ランクアップ
186位/丸山茂樹/2試合/177,375ドル/2ランクダウン

FEDEXランク レギュラーシーズン(残り2試合)

1位/ニック・ワトニー
2位/スティーブ・ストリッカー
3位/ルーク・ドナルド


79位/今田竜二


129位/タイガー・ウッズ


208位/丸山茂樹