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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

【羽川豊’s EYE 全英オープン第1日】石川遼は思い切りが欠けていた!

このコースはこんなに良いスコアが出るのかな、と思うぐらい初日は各選手スコアを伸ばしました。アンダーパーが35人ですからね。昨日の夜から雨が降ったことでグリーンが少し柔らかくなってはいますが、なによりも昨日までの風とは向きも強さも異なったので、それを上手く読めた選手がスコアを伸ばせました。

石川遼は早めのスタートで、その風を読めなかったこともありますが、アイアンショットでの思い切りが足りなかったと思います。ドライバーショットは振れていましたし、パッティングもしっかりストロークしていました。しかし、アイアンは1番からショートしていましたが、ピンまで届くショットがほとんど見られませんでした。

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同じ組でラウンドしたルーク・ドナルドセルヒオ・ガルシアは、対照的にピンをどんどん狙っていました。メジャーでは守るだけのゴルフではなく、攻めることでボギーも出ますが、すぐにバーディを獲り返すようなゴルフをしなければ上位では戦えません。

日本人選手で唯一アンダーパーをマークした池田勇太は、積極的なゴルフがスコアになった良い例です。15番で良いパーセーブをしましたが、そのパットも攻めの姿勢が無ければ生まれないパーセーブでした。

明日はどの方向からどのような風が吹くのか予想がつきません。風の読みと同じように重要になってくるのが、コースのマウンドなど傾斜を上手く使えるかどうかになります。初日に首位タイとなったトーマス・ビヨーンも、石川とラウンドしたルークもコースの形状を把握した攻め方をしています。風とマウンドを読める選手が上位に来るはずです。

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