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2010年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

3位タイ浮上のタイガー、3日目は風との戦いか

大会2日目、タイガー・ウッズは午前10時35分にティオフ。難しいカップの位置に加えて西北西の風が吹き難しい一日となった第2ラウンド、タイガー・ウッズは3バーディ、1ボギーの「70」。初日の4アンダーから2つスコアを伸ばして通算6アンダー、タイガーはトップと2打差で週末を迎える。

前日よりも気温が下がっていた午前中、タイガーは1番ホールでのティショットを左に引っかけてしまうものの、うまくパーセーブでクリア。2番ではバーディを奪うが、4番のパー3でティショットを左に引っかけてしまいボギーを叩いてしまう。 8ホール連続でパーを続けたタイガーは、13番のパー5で6メートルのバーディパットを沈める。前日イーグルを奪った15番もしっかりバーディとして、この日3個目のバーディを記録した。

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花粉の影響でサングラスをかけてプレー(ショットを打つときは外していた)をしたタイガーは、ボギーを僅か1個に抑えるという好プレーを見せた。前日よりもリズムとバランス感が優れているように感じた。初日は右に外していた11番のティショットは、ドライバーでフェアウェイを捕らえるショットを披露してタイガー自身も体で満足感を表していた。おや・・? と思わせるシーンは、2オンを狙わなかった13番のパー5。結果的には3オン1パットでバーディとしたが、刻んだのは意外だった。プレー後のインタビューでタイガーは、「フロントエッジまで218ヤード、5番ウッドで十分届く距離だったが風が(方向を変えて)変わっていたので(2オンを)狙うことはいいとは思わなかった」と語っていた。

(アプローチとパッティングに関して)
アプローチ(チッピング)は2日間良いです。昨日はパットがいまいちでしたが、今日はとても良くなりました。狙ったラインに乗せることができていました。

(グリーンについて)
グリーンのスピードはとても速かったです。リセプティブ(ボールを受け止める柔らかさがあるという意味)でしたがスピードは速かったです。カップの位置は難しかったです。特に14番はいいショットを打ったと感じましたが、20メートル以上離れてしまいました。

(現在の位置について)
優勝争いに絡む位置に入りたいと思っていたのでそれができました。現時点で2打差、残りは36ホールですね。(現在のポジションは)好きです(笑)

明日3日目の天気予報によると風は初日、2日目とは異なる東風になるという。東風になると2番、5番、10番、11番、12番のホールがフォローになるが6番、8番、18番はアゲンストの風になる。そのほかのホールは横風となり、読み切るのがとても難しくなるだろう。タイガーにとっては苦手な左からの風となる7番、9番、14番、17番の4ホールが鍵になる。このホールをイーブンパーで切り抜けることができれば、最終日最終組でのプレーになると私は予想する。

★ラウンド データ
・スコア: 70(36-34) 2アンダー(通算6アンダー)
・フェアウェイキープ率: 78.57% (14ホール中 11ホール)
・パーオン率: 66.67% (18ホール中 12ホール)
・合計パット数: 27パット
・バーディ: 3ホール
・パー: 14ホール
・ボギー: 1ホール
・パー3: 通算1オーバー
・パー4: 通算イーブンパー
・パー5: 通算3アンダー

アンディー和田
(ゴルフチャンネル トーナメント解説者)

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