2026年 全米プロゴルフ選手権

同組選手もビックリの2連続バーディ締め 比嘉一貴の“4鉄リベンジ”

2026年 全米プロゴルフ選手権 初日 比嘉一貴
3年ぶりのメジャーで比嘉一貴が我慢の滑り出し

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(14日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7394yd(パー70)

隣でプレーしていたライアン・フォックス(ニュージーランド)が驚いていた。「きょうのピンでこれだけ近くにつける選手はほかにいないはず」。後半17番(パー3)、比嘉一貴のティショットはカップの手前10mでピッチマークをつくり、1mまで転がった。続く最終18番は下り8mのパットが決まり、2連続バーディフィニッシュに思わず天を仰ぎ見た。

20分ほど前までは窮地にいたと言っていい。早朝のスタートでパーを並べて迎えた8番(パー3)、打ち下ろしのティショットを4Iでグリーン奥にこぼしたのをきっかけにダブルボギー。さらに後半10番、「自分では最高のショット」という2打目が右サイドにこぼれて、ショートサイドからのアプローチを2回打つ羽目になり4オン2パット。2つ目のダボで4オーバーまで後退した。

2026年 全米プロゴルフ選手権 初日 比嘉一貴
アジアンツアーの昨季年間王者

「このままズルズル落としてしまったら、何をしに来たのか分からない」。昨年、日本人選手として初めてアジアンツアー年間王者に輝き、3年ぶりに戻ってきたメジャー。「消極的なダボではなく、攻める気持ちで打ったダボ。紙一重だったと開き直った」と気持ちを強く持った。2m強のチャンスをものにした11番から3連続バーディを奪い挽回。15番からボギーを2つ続けても諦めなかった。

歯を食いしばって繰り出した17番のスーパーショットはダブルボギーの反省が生きたという。「本当に行ってはいけないところに行った、8番ホールと同じような距離、同じような風」。左からの向かい風に対してもう一度4Iを握り、今度は力むことなくスイング。「(4Iだと)左の池に入る可能性があるが、うまく打てば220ydのキャリーで、手前から転がって駆け上がる」。イメージ通りの放物線をラウンド終盤に描けた。

2026年 全米プロゴルフ選手権 初日 比嘉一貴
午前中も風が強く吹いた

2ボギー2ダブルボギーを5つのバーディで食い下がり「71」。1オーバー49位の滑り出しに「終わり方が良かったので」と振り返った。「やっちゃいけないミスもたくさんありましたけど、あしたも頑張れるような終わり方。上がり2つを獲れたのは大きい」。過去に4回出場したメジャーで、週末を戦った唯一のゲームがこの全米プロ(2023年)でもある。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/桂川洋一)

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