ラフから3Wで超絶イーグルも… 松山英樹は3パットボギー締めに悔しさあらわ
◇米国男子◇バレロテキサスオープン 2日目(3日)◇TPCサンアントニオ オークス・コース (テキサス州)◇7438yd(パー72)
最終18番(パー5)、3打目のウェッジショットがわずかに足りずに下の段へこぼれると、松山英樹は悔しそうに天を仰いだ。右からアゲンストの風が吹く状況で、ギリギリを狙った果敢なトライ。それが3パットボギーでの締めくくりにつながれば、この日「69」と伸ばしても表情を緩めるわけにはいかない。
ガードバンカーからの脱出に2打を要した1番でボギーが先行しようと、1Wショットの安定感が序盤からゲームに落ち着きをもたらした。2番(パー5)ですぐに取り返し、3番(パー3)はアイアンで繰り出したドローボールをピン左上にピタリと止めた。わずかな距離感の狂いで奥までこぼれてしまうロケーションを攻略して2連続バーディを奪った。
2つ伸ばして折り返した後半13番は、246ydの長いパー3。慎重に風を読んでバッグから抜いた5Wのティショットが右に抜け、ラフからのアプローチを乗せられない。刈り込まれたエリアからの寄せもショートした。微妙な距離を沈め、何とかボギーにとどめて漂った不穏なムードは、続く14番(パー5)で一瞬にして振り払った。
フィニッシュを決めた1Wショットこそ右ラフに入ったものの、3Wの2打目が圧巻。きれいにカットして花道を通していく一打は、完璧な距離感で手前ピンの右上4mについた。ビッグチャンスを決めきるイーグルに続き、15番も獲って上位に迫る勢いを見せていただけに、18番のフィニッシュにはフラストレーションをため込んだ。
悪天候予報の週末を前に通算5アンダー暫定23位は悪くないポジション。ドローボールを打つことが求められるシーンも少なくないコースでフィールド5位タイの71.43%(10/14)を記録したフェアウェイキープ率は、次週「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)にもつながっていく数字だ。9打差の首位を追いかける残り36ホールが、大一番に向けた最終テストになる。(テキサス州サンアントニオ/亀山泰宏)