PGAツアー2年目の進化と課題 金谷拓実は週末停滞の“原因”と向き合う
◇米国男子◇バレロテキサスオープン 事前(1日)◇TPCサンアントニオ オークス・コース (テキサス州)◇7438yd(パー72)
必死に滑り込んだ週末のコースで、またも打ちのめされそうになった。前週「テキサスチルドレンズヒューストンオープン」最終日、4オーバー「74」をたたいた金谷拓実は34位から60位に後退して大会を終えた。
初日93位と出遅れながら、2日目に「65」をマークしてジャンプアップ。3日目も「69」でまとめた翌日に崩れた。「グリーンが締まってきて、いいショットを打ってもなかなか止められないっていうところで(自分を)疑う心があって…。そうすると、打てるショットが打てなくなったり、スイングも変になる」。強風が吹くテキサスのコースは週末にかけてグリーンがどんどん乾き、硬くなっていく。タフさを増したセッティングが、海外勢よりも長い番手を握らなければならない自らの強化ポイントを浮き彫りにする。
「一気に松山(英樹)さんみたいな球が打てたりはしないと思うけど…」と言ってから、いまできることを愚直に積み重ねるしかないとうなずく。キャディのライオネル・マティチャック氏とも見解が一致した。「止められないのは(状況的に)仕方ないかもしれないけど、ひとつのステップとして打ちたいラインにしっかり打つこと」。自滅を繰り返すようでは、活路も開けない。
年間ポイントレース99位でトップ100までのシードを確保して臨む2年目の課題は、一歩前進したからこそ見えてきたものでもある。今季はここまで9試合のうち6試合で予選を通過した。カットラインとの攻防に屈することが多かった昨季の序盤戦を思えば、ツアー19位の「68.33」を記録している第2ラウンドのスコアは進歩の証し。週末に順位を上げられない展開が続こうとも、4日間プレーする機会を増やし続けて上位進出のチャンスをうかがう。
前年大会は1打及ばず予選落ちだった。2週連続のテキサス開催で、強風と硬いグリーンに対してアイアンショットがポイントになる部分は共通している。再び自らを試される戦いに臨む。(テキサス州サンアントニオ/亀山泰宏)