ベイヒルでかみ合わない松山英樹 最終ホールで1時間超の中断には苦笑「いい迷惑」
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 byマスターカード 3日目(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
ベイヒルクラブの名物ホール、6番(パー5)のバーディにため息が漏れる。松山英樹はその直前、フェアウェイから5Wでの2打目をピンそば2.5mにつけていた。序盤の2ボギーを“帳消し”にできるイーグルチャンスを逃し、笑顔を消す。「(調子は)悪くなかったですけどね。このコースに対してなかなかうまく打っていけない」と悩ましい。
イーブンパー29位から出だし1番でボギーが先行した。スタート前のドライビングレンジで感触の良かった1Wショットが左に流れ、バンカーからの3打目を寄せきれない。4番(パー5)では左ラフからの2打目を左隣の5番のフェアウェイに出す策も実らずパー。続く5番の3パットボギーで雰囲気は停滞した。
さらにボギーを2つ重ねた後、後半14番(パー3)で4mのバーディチャンスを生かした。アイアンでのセカンドショットをグリーン左奥に運んだ16番(パー5)でもうひとつ。「スコア的にはズルズルいかずに収まってくれているので良かった」と安どしつつ、「ショットは全体的に悪くないと思うんですけどね…。グリーンの硬さを考えるとなかなか思うように打てなかった感じがある」と3バーディ、4ボギーの「73」を不満顔で振り返る。前日の「74」に続くオーバーパーで38位に順位を下げた。
過去11回の出場で、トップ10入りは2回目の出場で6位に入った2016年だけ。「このコースのグリーンをうまく攻略できない。毎年、来ているのにうまくいかない感じ。自分のストロークが崩れてくるところがある」と不思議と苦労が続く。3日間のストローク・ゲインド・パッティングは「-0.281」で全体37位と上位に踏み込めない。
「それでもきょうは13番くらいから、少しずつ(ストロークが)戻ってきた。その辺は今までにはない感じかなと思った。1ホール、2ホールでも早く崩れる前の状態に戻せたらいいと思いますけど、(悪い状態が)ちょっと続いたりする」
最終18番、1Wショットの直前に猛烈な雨に襲われた。「あんな土砂降りで打ちたくない…」という1Wショットが左ラフにこぼれたところで1時間超の中断を強いられた。車で15分のところにある家までの帰宅が遠のき、「いい迷惑」。ただでさえ最終日の8日(日)は、サマータイムの始まりの日。時計の針を1時間、進めなければいけないというのに…。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)