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「莫大な労力感じる」石川遼が思う日本開催PGAツアーの価値

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前情報(23日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

石川遼は昨年、出場した日本勢14人で最高の4位で大会を終え、トップ10入りの資格によりPGAツアーの次戦「ワールドワイドテクノロジー選手権」に参戦した。1年前の再現を…と意気込んでいそうで、今年の開幕を控えた態度は冷静。「去年も3日目が終わった時に『あした何位だったら…』とは考えていなかったので。そこに関しては“無”というか」。今はただ、純粋の世界トップレベルとまた争えることがうれしい。

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強く印象に残っているのは、PGAツアーで実に7年ぶりのトップ10を導いた最終日の「67」ではないという。3日目に一緒に回ったコリン・モリカワのプレーが忘れられない。「最初の5、6ホールで思うようにゲームが進んでいないところから立て直した」と振り返る。

出だし1番をダブルボギーとしながら、「66」をマークしたモリカワは結局、翌日に優勝した。「あの飛距離と身体でメジャーを勝つ選手のとんでもない強さを見られたのが去年の一番の経験だった」。高い技術を超えた精神面の強さを、石川は垣間見た。

「こうやって日本で海外の選手のプレーを見られるのは、僕らのように日本のツアーでやっている選手にとっても貴重だと思う」。2019年にスタートした大会は、海外との数少ない接点として今も意義深い。未知の世界に憧れる若手はもちろん、かつての主戦場に思いをはせる選手にとっても、重要度がほかの試合と全く同じとは言い難い。

大会が提供してきた価値は、日本のファンにとっても新鮮。場内の大型テントに代表されるゲストへのホスピタリティ、ギャラリーサービスは国内では異色と言える。「選手の顔ぶれは(日本ツアーとは)当然違うんですけど、この舞台をつくるために、裏でどれだけ多くの人が関わって、どれだけ多くの時間を費やしたのか。莫大な労力がかかっていることが、ロープの中でも外でも感じられる」

ZOZOは今年、6年間の契約満了に伴い大会のタイトルスポンサーから離れる。「ひとつのスポーツリーグとして、ファンが情報をキャッチできる発信の仕方の完成形をゴルフで作り上げているのがPGAツアー。ファンとツアーの距離が近いと思う」。本場のゴルフをまた日本で――。そう願う気持ちはロープの外でも、中でも同じように募る。(千葉県印西市/桂川洋一)

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