「全英オープン」リーダーボード
2024年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルトゥルーン(スコットランド)
「後半はすべてが悪い方向に」 松山英樹は好条件を生かせず後退
◇メジャー最終戦◇全英オープン 3日目(20日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71)
最終18番で3mが入らず、ボギーパットを沈める素振りにイラ立ちを隠せなかった。54位から1バーディ、5ボギーの「75」とスコアを落とした松山英樹は、「調子とか、そういうレベルではない」と厳しい言葉で切り捨てた。「なかなかスタートから思うようなゴルフができず、後半は特にすべてが悪い方向に行ってしまった」。浮上を図ったムービングデーに、通算9オーバーの70位に後退した。
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松山は雨が強まる前の午前中にスタート。「バーディを獲りたいコンディションだったけど、うまくいかなかった」と、前半アウトはチャンスを逃しながらの1アンダー。後半は一転、ショットに苦戦して5ボギーとスコアを落とした。
「前半はそんなに嫌な感じはなかった」とパーオンを逃したのは2ホールのみだったが、グリーン上でスコアを作れない。4番(パー5)では2mのバーディパットがカップ右を逸れる。7番は茂みからの2打目をピン奥につけて3m弱を流し込んだが、これが唯一のバーディになった。小さなグリーンが難度を上げる8番(パー3)は、横幅10ydの中央に切られたピンに絡めるショットで4mのチャンス。ボールはカップの手前で切れ、大きく息を吐いた。
後半に入るとショットが乱れはじめ、バックナインは一度もグリーンを捉えられなかった。11番は左ラフからの2打目がグリーンに乗らず、3オン2パットのボギー。13番もティショットを左に曲げ、16番(パー5)はフェアウェイバンカーからの2打目を出すだけとなりスコアを崩した。
2週後には2度目の五輪出場が控えている。「全体的に思うようにいっていない。五輪まで最後なので、少しでもバーディが多く獲れるように頑張りたい」。最後の18ホールで、上向くきっかけをつかみたい。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)