「全英オープン」リーダーボード
2024年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルトゥルーン(スコットランド)
世界トップ10の5人が予選落ち マキロイは「パリ五輪」へリセット
◇メジャー最終戦◇全英オープン 2日目(19日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71)
今季最後のメジャーで多くのトップランカーが苦しんだ。大会前の世界ランキングでトップ10にいた選手のうち、決勝ラウンドに進めたのは5人だけ。ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)も週末に残れなかった。
<< 下に続く >>
前週「ジェネシス スコットランドオープン」で4位に入ってロイヤルトゥルーンへ乗り込んだが、初日「78」の大たたき。巻き返しが求められたこの日も2バーディ、3ボギー1トリプルボギーの「75」とスコアを落とし、通算11オーバーで終えた。
3番でボギーをたたくと、4番(パー5)ではトリプルボギー。ティショットを左のネイティブエリアに落とし、フェアウェイに戻した後の4打目で再び左のネイティブエリアへ。5打目も逆サイドのバンカーに入れるなど6オン2パットの「8」を喫した。この時点で「来週は休暇。どこに行こうか考えた」と諦めムードに入ったことを認める。
22位だった4月「マスターズ」とともに風に苦戦した形。「きのうはバックナインで左から右に吹く風にうまく対応できなかった。きょうは午後に前から突風に吹かれた」とリンクス特有の強風に翻ろうされた。
サンデーバックナインの終盤でまさかの失速となり、ブライソン・デシャンボーに1打差でタイトルを譲った6月「全米オープン」を終えて一時休養。失意から立ち直る過程で携帯電話の番号も変え、タイガー・ウッズが送ってくれたテキストメッセージにも気付かなかった。
2週後の8月1日から始まる「パリ五輪」(フランス、ル・ゴルフ・ナショナル)に出場予定。「もう一度集中できるように、オリンピックに向けてリセット。また素晴らしい経験が待っているだろうし、そこでいいプレーができるように努力したい。年末までにするべきことはまだいくつもある」と自らを鼓舞した。
<2日目終了時点の世界ランクトップ10の順位>
世界ランク/選手名/2日目終了時点の順位(スコア)
1/スコッティ・シェフラー/4位(-2)
2/ロリー・マキロイ/予選落ち(+11)
3/ザンダー・シャウフェレ/7位(-1)
4/ルドビグ・オーベリ/予選落ち(+9)
5/ウィンダム・クラーク/予選落ち(+16)
6/コリン・モリカワ/13位(+1)
7/ビクトル・ホブラン/予選落ち(+10)
8/パトリック・カントレー/7位(-1)
9/ブライソン・デシャンボー/予選落ち(+9)
10/ジョン・ラーム/13位(+1)