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2024年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルトゥルーン(スコットランド)

川村昌弘「呪われているんじゃ…」 5試合ぶりの予選通過をツキのある全英で

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(16日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71)

2試合前の「イタリアオープン」は予選ラウンド2日間で7つのダブルボギーをたたき、通算13オーバーの153位で予選落ち。「呪われているんじゃないか…」と川村昌弘はだいぶヘコんだ。主戦場の欧州ツアーで、5月下旬に戦いの舞台がヨーロッパへ移ってから、なぜかとことん成績が出ない。

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「何が悪いとかはなくて、絶不調でもない」。それなのに、6月「スカンジナビア・ミックス」から前週「スコットランドオープン」まで4試合連続の予選落ち。「こんなにことごとく、悪い方に行くことがあるんだ」。どれも2日目を終えた順位は3ケタと、コテンパンにやられてしまった。

唯一成績を出せたのが、7月2日に行われた一日36ホールの全英オープン最終予選会。「いつかうまく行く時が来るのかなと思っていたら、急に予選会で」と、英国リバプールの会場(ウェストランカシャーGC)で3位タイに入り、自身2度目の全英切符をつかんだ。

全英オープンは2018年以来6年ぶり。前回は初出場で予選通過を果たして39位で終えた。当時は予選会をかねた国内男子ツアー「ミズノオープン」で2位に入ってスポット参戦。「日本から急に行って“お客さん”だったけど、ホームでやる感じ」と、今年は欧州ツアーの中堅選手としてロイヤルトゥルーンに乗り込んだ。

この日は1番から9ホールを回ってコースチェック。不振脱却の糸口はまだ見つけられていないが、「全英にまつわるところだけ、急に良くなるのを期待しています」と冗談めかす。「どれだけプランを練っていても、風ひとつで変わってしまうのがリンクス。その時々に応じてやるのがいい」。欧州ツアー6年目の経験値は、“呪い”に負けない確かな武器になるはずだ。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)

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