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確信パットがカップをクルリ 松山英樹は3月以来の予選落ち

◇米国男子◇ロケットモーゲージクラシック 2日目(30日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)

松山英樹は5バーディ、1ボギーの「68」とスコアを伸ばしたが、自己ワーストだった初日146位の出遅れを取り戻せず、通算1アンダー116位で予選落ちを喫した。週末に進めなかったのは3月「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」、ストロークプレーでも同「アーノルド・パーマー招待」以来となった。

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ロングパットがカップに飛び込んだ10番でバーディ発進。続く238ydと距離がある難関パー3の11番では、右奥のピンに絡めるティショットでギャラリーを沸かせた。5mほどのバーディパットも打ち切った後に歩き出す確信のストロークだったが、ボールはカップのふちをクルッと回るようにして外れた。やはりタフな12番では1Wショットが右に出て、花道の手前から寄せた後の1.8mを決められず。ビッグスコア必須の状況で喫した序盤のボギーが一気に雰囲気を重くした。

初日50%(9/18)にとどまったパーオン率は77.78%(14/18)に改善。6m近いスライスラインを読み切ってカップの真ん中から沈めた16番のように、チャンスを生かせる場面もあった。一方で、打った後に切り返しからダウンスイングにかけた動きやアライメントを確認するシーンはこの日も散見された。

伸ばし合いのコースでカットラインも4アンダーまで引き上げられ、前日にオーバーパーを打った34人で決勝ラウンドに残ったのはキム・ソンヒョン(韓国)だけ。松山と同組のジャスティン・トーマスもこの日「69」だったが、初日の「76」が響いて予選落ちと厳しさを物語る。

「全米オープン」から続いた3連戦を終え、次戦は「全英オープン」(20日~/イングランド・ロイヤルリバプール)となる見込み。今季最後のメジャーへ状態を上げるだけでなく、残り少ない米本土の試合で8月のプレーオフシリーズに向けてポイントを稼ぎたい。(ミシガン州デトロイト/亀山泰宏)

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