石川遼が2年ぶり出場権 ガン・チャルングンと永野竜太郎も/全米OP予選
2023年 全米オープン
期間:06/15〜06/18 場所:ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)
8年前発表時からの「憧れのコース」へ 石川遼が全米オープン切符
◇米国男子◇全米オープン最終予選(22日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇7090 yd(パー72)
石川遼が2年ぶりに「全米オープン」(6月15日開幕、カリフォルニア州・ロサンゼルスCC)の切符を獲得した。「非常に楽しみ。(1日)36ホールという短期決戦で数字を出せたのは良かった」。7度目の出場を喜んだ。
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第1ラウンドの前半3番パー5で、15ydのアプローチがピンに当たってカップイン。「当たってなかったら3m以上行っているかな。ラッキーだった」とイーグル発進を切った。そのあとも「10m以上の(パット)が3個くらい入って」と「64」をマークして、トップでターン。後半はショットが曲がり始めたものの「72」にまとめ、出場3枠の3番目に滑り込んだ。
トーリーパインズGC開催だった2021年大会も日本の予選会から出場した。当時は「試合とほとんど何も変わらない感じのマネジメントをしていた」と言うが、この日は「ちょっとアグレッシブさを意識して。やっぱり短期決戦なので、あとから順位を上げていこうとすると全く追い付かない感じになる」と戦略があった。
4月末の「中日クラウンズ」後に1度だけ練習ラウンドを行った。この日のグリーンスピードはスティンプメーターで13.75フィートで、その時とよく似たスピード。「とにかくパットのタッチを合わせて、ロングパットの練習ばかりしていた」と言い、想定がハマった。「普段なら『3位以内に入らないと』という考えは避けたいけど、今日に関しては何位でも同じ。もうそれを受け入れてやっていました」と必死だった。
ロサンゼルスCCは15年に開催発表されたときから「憧れていた」舞台だ。プライベートコースの中でもトップクラスの存在。「ほぼ入れない場所だ、ということしか知らなくて。3年前あたりから、この時期になった時に自分のゴルフがどういう状態なのか、どうプレー出来るのか結構めずらしく思ってやってきた。“全米オープンで行かないと一生行けないだろうな。コネもないので実力で出場権を獲りにいくしかないな”みたいな」。おどけながら、夢舞台に思いをはせた。(茨城県つくばみらい市/石井操)
※石川遼の全米オープン
2021年/予落/トーリーパインズGC(カリフォルニア州)
2020年/51T/ウィングドフットGC(ニューヨーク州)
2015年/予落/チェンバーズベイ(ワシントン州)
2012年/予落/オリンピッククラブ(カリフォルニア州)
2011年/30T/コングレッショナルCC(メリーランド州)
2010年/33T/ペブルビーチGL(カリフォルニア州)