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テキサスで英雄スピース撃破 初マッチプレーの伏兵「まだ震えてる」

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 2日目(23日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

大会初出場のテイラー・モンゴメリーは、アマチュア時代を通じてマッチプレー競技の経験が「ないと思う」と話す。「全米アマチュア選手権」でもストロークプレーの予選で敗退し、マッチプレーで行われる決勝トーナメントには縁がなかったそうだ。「あるとすれば、地元で“賭けて”勝負するくらいかな」と笑う。

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ラスベガス生まれ、ツアー未勝利の28歳が初めてのマッチプレーで躍動している。2019年「全英オープン」優勝のシェーン・ローリー(アイルランド)に競り勝った初日に続き、今度はメジャー3勝のジョーダン・スピースを2&1で撃破。16番(パー5)のボギーで差を縮められた直後、17番(パー3)で2mのバーディパットをねじ込んで勝負を決めた。

「世界最高のプレーヤーの一人に勝ったんだ。本当にクールなことだよ。まだ震えているんだ」と充実感でいっぱいだった。

相手はダラスで生まれ、テキサス大オースティン校で腕を磨いた地元のスーパースター。「でも、僕はバスケットボールをして育ったから、アウェーチームとしての戦いにも慣れているよ」。1番で先手を取ったものの、逆に3番からはリードを奪われた。7番(パー3)ではスピースの放ったティショットがグリーン奥のギャラリーに当たった。暫定球を打ったほどの状態からパーセーブされても慌てない。「(キャディに)『彼がパーを獲るような気がするから、このパットを決めないといけない』と言ったんだ。案の定、彼はパーを拾ってきた。ジョーダンはジョーダンだった」。1.5mのパーパットをしっかりカップに沈めた。

一進一退の展開で食らいつき、相手のショットが水しぶきを上げた13番から3連続でホールを奪って試合をひっくり返した。「スコッティ(シェフラー)のようなテキサスの選手と対戦して、ラウンド中にずっと“Hook'em(フックエム=テキサス大のマスコット)”コールを聞くのは避けたいね」と苦笑いしつつ、下部コーンフェリーツアーから昇格してルーキーとして臨むシーズンでまたひとつ自信を深めた。世界ランキング57位からの下克上へ、まずは2連勝の勢いのままグループステージ突破を狙う。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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