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「上を目指すほど悔しい」米下部ツアーでもがく桂川有人 イチロー氏の言葉を胸に

男子プロゴルファーの桂川有人が12日、ジャパンゴルフフェアで契約を結ぶ住友ゴム工業のイベントに出席。来季の米ツアー昇格を目指し、下部コーン・フェリーツアーで戦う心中を明かした。

「ずっと平常心でやれているタイプだと思っていたけど、上を目指せば目指すほど悔しい場面が多くて。今年は経費もかかるし、日本ツアーに出ずに挑戦すると決めるのも覚悟があった。それで、失敗できない、したくないという思いが強くなって冷静になれなくて…。ボギーが来て焦ったりもした」。

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今季は、昨年11月の下部ツアー最終予選会45位で得た資格で同ツアーを主戦場にすると決めた。1月こそ米ツアー「ソニーオープン」に出たが、2月から下部ツアー行脚がスタート。初戦「ザ・パナマ選手権」は予選落ち、「アスタラゴルフ選手権」は首位と3打差で最終日を迎えながら19位。結果を重ね、出場優先順位を上げ、最終戦までの残り20戦余り戦い抜いて、来季の米ツアー昇格を手にしたいのに、もどかしさが募る滑り出しだ。

昨年は順調だった。4月の国内ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント」で初優勝を飾るなど賞金ランク5位となり、パーオン率は1位。初挑戦の海外メジャー「全英オープン」でも予選通過(47位)した。「自分は勝てるのかなとか思っていたけど、勝てて自信になった。全英では戦えている自分に自信がついた」と手応えを得たシーズンだった。ところが、今は…。

思いもしなかった自分の変化に対処しようと、いろんな“偉人”の言葉を自分に落とし込む。「イチロー選手の言葉で『冷静な人ほど強い』というのがあって、そういうのも頭に入れています。アスリートに限らず世界で活躍する人たちの動画を見たりして、考え方は違うな、そんなこと考えているんだって」

今後は23日にジョージア州で開幕する「クラブカー選手権」に向けて再渡米、その翌週にはチリへ、そしてテキサスへ…。国内初戦は昨年優勝のホステス大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(4月20日開幕、茨城・PGM石岡GC)となる予定だが、その後はまた日本を離れる。「目標は松山さんがいる米ツアー」という24歳に息をつく暇はない。(編集部・石井操)

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