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2023年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/05〜01/08 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)

モリカワの悪夢は68ホール目の初ボギーから 6打リードを守れず

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 最終日(8日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

初日から67ホール連続でボギーなし。独走を続けていたコリン・モリカワの悪夢のような出来事は、後半14番から始まった。グリーン手前のバンカーからピンまで約24ydの2打目を、「薄くとらえた」と“ホームラン”。グリーンを越えて奥のラフに落とし、3mのパーパットを外してボギーとする。バンカーショットのミスを境に、何かが崩れていった。

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続く15番(パー5)は、3打目に“ダフリ”のミスショットで再びボギー。16番もスコアを落とし、一転して2打差を追う立場に変わった。「14番のドライバーはそんなに悪くなかった。あのバンカーに入ったこともあるけれど無理なショットでもなく、普通なら10回中10回は、最低でも15フィート(4.5m)には寄せられるはずだった」

サンデーバックナインでは15番、18番と2つあるパー5で伸ばせず、終わってみれば4バーディ、3ボギーの「72」。スタート時にあった6打のリードを守り切れず、優勝したジョン・ラーム(スペイン)に2打届かない通算25アンダーの2位で幕を閉じた。

首位で最終日を迎えて優勝を逃したのは3度目。この大会前の直近では最終日に「76」をたたいた2021年12月の「ヒーローワールドチャレンジ」だが、「当時とは違う。あの試合ではスタートの時から悪く、ただ悪かった。今回はスイングのタイミングが3回ほど悪かっただけ」と振り返った。

大会後はハワイで数日を過ごし、25日に開幕する「ファーマーズインシュランスオープン」に参戦する予定。「頭の中ではもう何をすべきか考えている。(心の)痛みはあるけれど、まだシーズン序盤。乗り越えなければならない。ポジティブに考えるのは難しい」と心境を吐露した。悔しさを晴らすチャンスは、きっとすぐにやって来る。(ハワイ州カパルア/石井操)

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