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オヘアー、ニューヒーロー誕生の瞬間/ザ・プレーヤーズ

「ザ・プレーヤーズ」最終日、魔物が潜む「浮き島」17番ホールにやはりドラマが待っていた。ベテランのフィル・ミケルソンを2打差で追いかける24歳ショーン・オヘアー

残り2ホールで、オヘアーは大勝負に出た。隣の16番グリーンでは軽い横風が吹いていた。その感覚のまま、ティショットを打ったが実際は無風に近かった。ピンをデッドに狙ったショットは一度ではなく、二度、奥の池に吸い込まれた。このホールを「7」とし、10アンダーから一気に6アンダーへ後退。スコアボードから名前を消した。

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「俺は2位になるためにプレーはしない」

この日最終組を追い続けたギャラリーは、そのオヘアーの気持ちを察していたかのようだった。18番のミケルソンのティショットがハザードに入らなかった瞬間、レフティーの31回目の優勝は決まったようなものだった。しかし、観客からは「よくやった!」「チャレンジしてくれてありがとう!」と、大声援が飛んだ。それはアメリカを代表するゴルファーへの喝采を上回る勢いだった。

オヘアーは最終ホールをボギーとし、結果5アンダー、11位で競技を終えた。「バックナイン、特に17番で見せた彼の攻める姿勢は尊敬する」とミケルソンは称えた。

ショーン・オヘアー
「俺は勝つ実力はある。テレビを見ている人たちは『プレッシャーに負けた』と言うかもしれないけど、世界No.2の選手が相手でもビビらなかったし、勝つことへの恐怖感もなかった。今日は持っているものをすべて出し切った」

-17番ホールのようなことがあると、なかなか立ち直れない選手が過去にはいた。これは経験の一つとして捉えるのか、それとも何とかして忘れようとするのか?

オヘアー
「今日のラウンドで学ぶことはあったと思う。でも、このラウンドが俺の将来を左右するとは思っていない。俺はこの大会をいつか必ず勝つ」

アメリカのヒーローが優勝したと同時に、悲劇が新たなヤングヒーローを生んだ。

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