リッキー・ファウラー <ツアー戦績>
2022年 フォーティネット選手権
期間:09/15〜09/18 場所:シルバラードリゾート&スパ(カリフォルニア州)
名伯楽との再出発 リッキー・ファウラーがボギーなし「67」で好発進
◇米国男子◇フォーティネット選手権 初日(15日)◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)
PGAツアーのシーズンが年をまたぐスケジュールに変更された2013-14年シーズン以降、リッキー・ファウラーが開幕戦に出場するのは初めてのことだ。この大会に参戦するのも、「フライズ・ドットコム・オープン」としてカリフォルニア州コルデバレーGCで行われた2010年以来となる。
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「プレーオフ(第2戦以降)に進めなかったこと、プレジデンツカップのチームに入れなかったこと、それが初めてナパでプレーする理由だ。ナパは大好きだし、この後も何日か滞在してゴルフ以外にも(名産の)ワインとかを楽しむつもりだよ」。昨季フェデックスカップポイントランキング125位とボーダーライン上ながら、2シーズンぶりに進出したプレーオフシリーズは初戦であえなく終了。過去3大会連続で出場していた次週「プレジデンツカップ」の米国選抜メンバー選出の望みもなかったため、新鮮なスケジュールを組んだ。
8月に長年の相棒としてバッグを担いできたジョー・スコブロン氏と離れ、コーチのジョン・ティレリー氏とも袂を分かったばかり。かつてのスイングコーチ、ブッチ・ハーモン氏とのタッグを復活させ、新たなシーズンに臨んでいる。昨季最高成績の3位に入った「ザ・CJカップ」の前など、常にコンタクトは取り続けていた。79歳のハーモン氏がツアー会場に姿を現す機会はめっきり減ったものの、今後はさらに連絡を密にした上で10月にはファウラーが同氏の拠点であるネバダ州ラスベガスにも足を運ぶ予定だという。
「僕が練習場でできるようになったことを見て、彼も興奮していたよ。コースでのプレーに完全に反映されるまでには少し時間がかかるだろうけど…」と言いながらも、ボギーなしの5バーディ「67」にテンションを上げる。「バンカーに入れて15フィート(約4.5m)のパーパットを打たされたホール(3番)を除けば、かなりシンプルな(危なげない)一日だった。今日のショットの打ち方、ボールの飛ばし方は、自信をつけるのにちょうどいいフィードバックになった。まだまだこれからだけど、間違いなくいい一歩だと思う」
好発進に自信を深めた後、すぐに表情を引き締めた。「もっと安定したゴルフを取り戻すこと、トーナメントで勝つチャンスを得ること。それが一番大事なことなんだ」と貪欲に言った。