タイガー・ウッズが単独首位!/エミレーツオーストラリアンオープン 2日目
タイガーが語る勝利へのポイント/全米オープン記者会見
メジャー第2戦「全米オープン」初日を木曜日に控え、火曜日は2大スターの記者会見が行われ、タイガー・ウッズは自身のこと、そしてミケルソンについてコメントしている。
記者
「フィルはコーチを変えた後、2試合続けて3位、その後“ザ・プレーヤーズ”で優勝しましたが、そんなフィルが気になりますか?」
タイガー・ウッズ
「ええ、彼は優勝しましたからね。フィルのゲームが良くなったのは間違いありません。もちろん、向上を図るためにあれこれ変えるのは、どんな選手も同じです。誰もが上のレベルを目指していますからね。フィルもさらに向上するよう努力しています。フィルは左打ちですから、痛めている左手よりも右手にかかる衝撃のほうが大きいと思います。とは言ってもこのコースの深いラフから出そうとすると、故障がない状態でも手に対する負担はかなり大きくなります。」
記者 「あなたが最後に“全米オープン”で優勝してから5年が経ちましたが、それを意外に思いますか?思うとしたら、その理由は何ですか?」
タイガー・ウッズ
「私は全米オープンで2勝していますから、十分に成功を収めていると思います。“全米オープン”は一年で最も難しい大会なので優勝することは生易しくありません。ティからグリーンまで、そしてグリーン上で、持てる力の全てが試されますからね。ゲームの様々な要素の中でひとつでも悪いと、“全米オープン”では優勝できません。」
タイガーの目標はいつもと同じように、優勝すること。タイガーにとって優勝以外は成功とは言えない。ただし、一年前のウイングドフットは例外と言えるだろう。タイガーは愛する父親を失った後、初めての大会となった「全米オープン」で、プロのキャリアで初となるメジャーでの予選落ち。心の準備が出来ていなかったことを認めている。
タイガー・ウッズ
「2006年と今年では、私の人生は180度違います。2006年の“全米オープン”は、“マスターズ”以来となる大会で、その間に父親を亡くし、やっと大会に戻る気になったのが“全米オープン”でしたが、復帰戦としてはふさわしくなかったかも知れません。今年は、まもなく父親になります。それを思うと、一年前と今では正反対の位置にいると感じます。」
タイガーが最後に「全米オープン」を制したのは5年前。「全米オープン」は、4大メジャーの中でタイガーが3勝していない唯一の大会だ。
タイガー・ウッズ
「それぞれのゲームでひとつでも欠けている部分があったら“全米オープン”では勝てないでしょうね。すべてがうまく噛み合い、さらに幸運に何度か恵まれることが必要です。」