「まずは全米オープンに集中」/タイガー・ウッズのインタビュー
2007/06/06 09:00
タイガー・ウッズは、月曜日オークモントで練習ラウンドをこなした後、「全米オープン」ではなく、今シーズンの最後のメジャー「全米プロゴルフ選手権」のメディアデーとして衛星記者会見に臨んだ。タイガーは、今年サザンヒルズでのタイトル防衛戦のことを考えるのは、まだまだ先のことと話している。
タイガー・ウッズ
「今は、目の前に迫った“全米オープン”に集中しています。その後は“全英オープン”、そして“全英オープン”が終わったら“全米プロゴルフ選手権”の準備に入ります。 メジャーの前の週にコースを下見するのは、何を練習すべきかを知るためです。“全英オープン”だったら当然2番アイアンのショットや低い弾道が必要ですし、“マスターズ”ならチップエンドラン、“全米オープン”では深いラフからのショットといったように、そのコースに合わせてどこを重点的に練習すべきか分かっていなければ、準備はできませんからね。
USGAは常にフェアかアンフェア、ぎりぎりのラインでセッティングをしていると思います。シネコックヒルズが度を越えたセッティングであったことは誰もが気づいているはずです。トータル20アンダーや15アンダーをマークしなければ勝てないような大会は好みません。私は、最高のプレーが出きたとき二桁アンダーで優勝できるような大会が好きですね。
自分で納得がいくいいゴルフができたら、60台のラウンドとなり、順位が上がることで報われる、それが妥当でしょう。」
このところパッティングが好調なタイガーだが、3メートル以内を決めた確率で上位につけた2003年以降の大会を見ると、今年の『ザ・メモリアルトーナメント』は5番目に良かったことになる。来週のオークモントでは、好調なパッティングをいかしての好プレーが期待される。