全米オープン 3日目リーダーボード
2022年 全米オープン
期間:06/16〜06/19 場所:ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)
ダボを呼んだ欲と不運 ラームが最終ホールで首位から陥落
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(18日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)
「みんな、18番のことが気になるんだろ?」と笑う。首位を走っていたジョン・ラーム(スペイン)に、最終ホールで悲劇が起こった。
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通算5アンダーのトップで迎えた18番。451yの左に曲がったパー4で、ティショットを左サイドのバンカーに入れた。2打目はアゴに当たって出ず、3打目もガードバンカーへ。4打目でようやくグリーンに乗せたが、下りのロングパットはわずかにそれて2パットのダブルボギー。最後の最後で、首位と1打差の3位に後退した。
冷静になって振り返ると、最終ホールの敗因は「フェアウェイバンカーからの判断ミス」。バンカーからの2打目は9Iで出せる計算だったが、「もう一つ、バーディが欲しくなってしまったのかも」とピンを狙って弱めに打った1打が、不運と重なりミスを生んだ。
ホールアウトしたのは、日が暮れかけた午後8時近く。「暗くて見えづらかったが、打った後に、見た目よりもボールが砂に埋まっているのに気づいた」と薄く当たってバンカーから出ず、「すべていいスイングだったのに、完璧を求めすぎた」と振り返った。
初日も18番のティショットをさらに左に曲げ、ラフから2オンに成功。7mのバーディパットを決めるスーパープレーで会場を沸かせた。昨年覇者は初日に続き、「いいプレーができた」と満足そうに話す。連覇がかかる残り18ホール、あすは最終ホールをどんなプレーで締めくくるのか。(マサチューセッツ州ブルックライン/谷口愛純)
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