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練習は控えめに デシャンボーは1カ月半ぶりのラウンドを引き分け

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 初日(23日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

1カ月半ぶりとなった実戦でのドローにブライソン・デシャンボーは満足感を漂わせた。股関節と左手の故障からの復帰ラウンドは、リチャード・ブランド(イングランド)と18ホールを回って決着がつかず、互いに勝ち点を分け合った。

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2月初旬のアジアンツアー「サウジインターナショナル」の2日目スタート前に途中棄権。PGAツアーは1月末の「ファーマーズインシュランスオープン」を最後に、戦列を離れていた。アイアンショットの練習を再開したのは前週火曜日。1Wは週末だったという。

スイングスピードをセーブしながらのプレーは前半3バーディ、3ボギー。1アップで迎えた9番、7mのバーディパットを決められ後にすぐさま3mを入れ返して譲らなかったが、2打目をバンカーに入れた10番で追いつかれた。11番以降は互いに決定打を欠き、18番までパーを並べてフィニッシュした。

それぞれの組で、世界ランク最上位と最下位の選手がぶつかる初日。13位のデシャンボーは60位のブランドから1ptを奪いたかったところではあるが、まずは無事に一日を終えたことに納得した。「いつものように緊張したが、正直なところ、今いるところには満足している。正しい方向に進んでいるはず。体は癒えてきた」

「タッチを合わせる練習をしてこなかったから、後で調整したい」とパットの課題を挙げつつも、いつもの長時間練習はしばらく“お預け”になりそう。「その代償を考えなければならない。ミスショットを修正したいし、良い感触をつかみたいから何球かは打つだろうけど、(普段より)時間は短くなるだろうね」とエネルギー確保に努める。

今大会の後は次週の「バレロテキサスオープン」(TPCサンアントニオ)を経て、翌週のメジャー「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に臨むつもりでいる。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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