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2022年 ジェネシス招待
期間:02/17〜02/20 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)

グリーン上でウェッジ 松山英樹は名物パー3で魔法のチップ

◇米国男子◇ジェネシス招待 3日目(19日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

裏街道を回ったムービングデーの見せ場は、停滞ムードの後半にあった。6番はグリーンの真ん中にバンカーが口を開けるリビエラCCの名物パー3。手から6Iを離した松山英樹の第1打は、ピンとは逆方向、左サイドに止まった。

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パターで打てばバンカーに落ちる可能性も、下り傾斜をひたすらに転がっていくリスクある。松山はロフト60度のウェッジを握り、グリーン上からチッピング。クリーンに拾ったボールはピンの先に落ち、さらに奥の傾斜で手前に戻ってきた。ラインに乗ったままカップの30cm手前にピタリ。パーを確実にする高い想像力と繊細なクラブさばきに大きな拍手が湧いた。

スーパープレーがあった一方で、「68」のスコアは伸ばしきれなかった印象を持たせた。10番からの出だし3ホールをすべてバーディ。初日にボギー、2日目にダブルボギーにしていた12番では1Wでしっかりフェアウェイをとらえ、5mを沈めた。

同級生のパトリック・カントレーと競い合うように順位を上げたが、3mの下りのラインを沈めた2番の6つ目がこの日最後のバーディだった。4番(パー3)ではアイアンショットが左に大きく流れ、3mのパーパットはカップの右へ。フェアウェイが左右に分かれている8番では、ティショットが間のネイティブエリアに入ってボギーをたたいた。

60位のスタートから、通算3アンダーの50位で最終日を迎える。勢いづいたところで、流れを止めるラウンドが続き、表情を重たくさせる。西海岸シリーズ、そして20代で出場するラストゲーム。晴れやかな気持ちでフロリダに向かいたい。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)

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