“日本の匂い”に癒やされた? ザンダー・シャウフェレが金メダル
2021年 WGCフェデックス セントジュード招待
期間:08/05〜08/08 場所:TPCサウスウィンド(テネシー州)
金メダルを抱いて寝た父 シャウフェレは出国直前に渋谷在住の祖父母と再会
◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前(3日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7233yd(パー70)
1日まで行われた「東京五輪」男子ゴルフで金メダルに輝いたザンダー・シャウフェレ。翌2日午前中の飛行機に乗って日付変更線をまたぎ、米国時間3日(火)にはテネシー州メンフィスで大会前の公式会見に臨んだ。
<< 下に続く >>
最終日のプレーを終えた後はドーピング検査、クラブハウスでのオリンピック委員会のセレブレーションを慌ただしく済ませ、成田空港近くのホテルへ急いだ。大会期間中は“バブル”を維持するため外部の人間と接触することはできなかったが、気を利かせた関係者が東京・渋谷在住の祖父母と会えるように部屋を確保してくれていた。
「祖父母はもうすぐ90歳になる。僕が金メダルを取り出したときの反応は、今まで見たことがないものだった。僕たち家族にとって、本当に素敵な瞬間だった」とかみしめるように言った。
10種競技の陸上選手としてオリンピック出場を目指しながら、交通事故による左目損傷で夢を絶たれた父・ステファンさんにとっても、シャウフェレの金メダルは宝物。親子で歓喜に沸いた日曜の夜、父は息子が獲得した金メダルと一緒に眠りに就いたという。
「今回の金メダルは僕にとって、自分のために優勝する以上の価値があり、家族にとって唯一無二の物なんだ。父には、金メダルを持って(家族が暮らす)サンディエゴの街を練り歩いてもらおうと思っているよ」。父の喜ぶ姿が心底うれしそうな様子で話した。
あなたにおすすめ
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!