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小平智は初日5戦連続の60台「気持ちの浮き沈みなくできている」

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 初日(1日)◇デトロイトGCノースC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)

前週「トラベラーズ選手権」で初日「63」の首位発進を決めた小平智が、今週も7バーディ、2ボギーの5アンダー「67」の好スタート。これで5戦続けて60台のオープニングラウンドが続いている。

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早朝7時15分に10番からスタートし、幸先よく1.5mを沈める“おはようバーディ”。その後も13番で2.5m、15番で2mと順調にバーディを重ねていく。5月に替えたパターが好感触で、「思ったところに打ち出せて、タッチも出しやすい」と、パットのスコア貢献度(ストロークゲインドパッティング)も上位につけて、グリーン上で大きな武器となっている。

17番(パー5)は3打目をグリーン奥に外してボギーとし、「芝が寝ていて、変な方向に向いていたりする。球が思ったような方向に出てくれないので難しい」と改めてグリーン周りのラフを警戒した。

それでも、一つのボギーで流れを崩さないのが今の小平の強さだ。折り返した1番で80cm、2番は4.5mを沈めて連続バーディとすると、5番(パ-3)でもバーディを追加して「最近はボギーを打ってからバーディパットが入ってくれるので、気持ちを切らさずにできている」と5アンダーへ。8番は再びグリーン周りのラフにつかまりボギーとしたが、最終9番は「カップ1個半くらいフック」という下り4mのバーディパットを沈めるバウンスバックで締めくくった。

「先週に引き続き、良いゴルフができています。調子が良いからだろうけど、気持ちの浮き沈みなく普通にできています」と淡々とスコアを出し続けている。小平がホールアウトして数十分後に天候悪化のため競技中断となり、再開まで3時間15分を要したが、このサスペンデッドに巻き込まれなかったことも、流れの良さの一つだろう。

「もともとパターが下手くそで、ショットでやってきた。僕らしいゴルフではないけど、こうやって5mとか4mがポコポコ入ると(ショットを)ベタベタつけなくても入るだろうと思えて気持ち的にも楽ですね」と、前日にヒゲを剃ったばかりの涼しい顔で2日目に向かっていく。(ミシガン州デトロイト/今岡涼太)

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