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2021年 全米オープン
期間:06/17〜06/20 場所:トーリーパインズGC(カリフォルニア州)

カギは2つのパーセーブ 松山英樹「ミス後のカバーがうまくいった」

◇メジャー第5戦◇全米オープン 初日(16日)◇トーリーパインズGCサウスC(カリフォルニア州)◇7652yd(パー71)

霧のためにスタートが1時間半遅れた大会初日。午後2時44分にスタートした松山英樹は18番グリーン上で日没サスペンデッドを告げるホーンを聞いたが、3バーディ、1ボギーの2アンダー「69」でホールアウト。暫定ながら首位と2打差の5位につけた。

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昨年覇者のブライソン・デシャンボーと、昨年の「全米アマ」覇者のタイラー・ストラファシとのペアリングとなった予選ラウンド。グリーンは硬く乾燥し、ポアナ芝の目も読みにくい午後のコンディションを、松山は1ボギーでしのぎきった。

この日、松山がポイントに上げたのは2つのパーセーブだ。9番(パー5)では3Wの2打目をグリーン右に大きく曲げ、3打目のアプローチもグリーン奥にこぼしたが、ラフから1mに寄せてパーセーブ。1Wショットを深いラフに入れた15番も、残り90ydの3打目をピンそば1mにぴたりとつけて、ボギーピンチを切り抜けた。

その間に10番で4m、11番で15mのバーディパットを沈めたが、「9番と15番でボギーを打たなかった方が大きい」と松山。「ミスしても、その後のカバーがうまくいった」とうなずいた。

今週は8000人から1万人のギャラリー入場が許可されていて、ワクチン接種も進む米国では、会場はかつての盛り上がりを取り戻しつつある。幾度か、周囲の雑音を気にする素振りを見せた松山は「人が多くなればそんなことは当たり前なんだけど、長らくそんなゴルフはしていないので、難しいなっていう感じはします」と久々の雰囲気にも対応中。

それでも、メジャー大会初日の2アンダーに「良かったです」と納得の表情を浮かべて、長い1日を締めくくった。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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